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【Quintet FN04】クインテットルールは八隅に合わず。攻め続けてなお、3度の指導で両者失格に

<準決勝TEAM PARAESTRA ✖TEAM SAKURABA 第2試合/8分1R>
出花崇太郎(日本)
DDQ.
八隅孝平(日本)

立ちレスからアームドラッグ、シングルで上を取った八隅は、出花の足を捌いてパスを狙う。出花のリバーサル狙いも、足首を掴んでトップをキープした八隅。さらに出花を前進をいなして前方に突っ伏させる。ここで出花は強靭なフィジカルをいかして、起き上って一気にトップを奪う。八隅は絶妙の潜りからトップを取り返すも、出花のバタフライスイープでひっくり返される。

それでもダースに体を起こして上を取り返し、頭を抜いた八隅はシングルから引き込み、右腕を腰に回してアンクルピックからバックを伺う。背中を譲ることを嫌がった出花は前転してガードを取ると、八隅は噛みつき、さらにニースライスとパスの圧力を強める。と、ここで八隅にも指導が入り、スタンドでリスタートに。出花のカニバサミ狙いにシングルを合わせた八隅はヒザを押し、肩を押し込んでパスへ。ここでまたも八隅も含め指導が伝えられる。

八隅はシングル、巻き込み胸を合わせてサイドへ。右腕を差してヒザを畳む八隅──と、ここで3度目の指導が掛かり──両選手失格となった。八隅グラップリングとしては攻め続けていたが──ここはもうQuintetのグラップリング思想との乖離としかいいようがない。両者失格も八隅は見事に八隅の組みを見せたといえるだろう。


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