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【Strikeforce】女子MMA界の象徴=カラーノが完敗

 (C) Strikeforce■第9試合 ストライクフォース世界女子ミドル級王座決定戦/5分5R
クリスチャン・サイボーグ(ブラジル)
Def.1R4分59秒/TKO
ジナ・カラーノ(米国)

【写真】サイボーグの猛攻にカラーノの顔が歪む!女子MMAの象徴カラーノが敗れ、早くも混沌とするSF女子戦線。完敗したカラーノはリベンジマッチに乗り出すか? (C) Strikeforce

前に出るサイボーグは、いきなりパンチでラッシュをかけ、ローキックから組みつく。だが、投げられながらトップを奪ったのはカラーノ。すかさずサイボーグはヒールをかけたが、体をねじり、足を引き抜いたカラーノがトップをとり、パウンドを落とす。

試合がスタンドへ戻ると、ここでも攻勢なのはサイボーグだ。カラーノをケージに詰めて左右のパンチを放っていく。成す術なく殴られるカラーノだったが、なぜか再び組みついたサイボーグがテイクダウンを狙い、ここでもカラーノがトップを奪う。


一瞬、マウントを取ったカラーノがパンチを落とすが、サイボーグが足を戻すと、自ら立ち上がりスタンド戦へ。カラーノの右ミドルを掴んだサイボーグはバックへ回り、パンチを続ける。体がよれるカラーノは、彼女が一発パンチを放つと、その3倍ほど反撃を受けてしまう。組み合ってもダメージが蓄積したのか、力なくしゃがみこむカラーノ。スタンドで彼女を待ち受けたサイボーグは、しっかりと組みついてテイクダウンを奪った。

ハーフからアームロック、極められないとみるやパウンドへ。立ち上がったサイボーグが思い切り拳を落とすと、カラーノは体をかがめディフェンスが取れない。そのまま成す術なく殴り続けられると、1Rタイムアップ直前にレフェリーが試合をストップ。ストライクフォース女子ミドル級世界王座は、女子MMA界の象徴ジナ・カラーノを破ったクリスチャン・サイボーグがそのベルトを腰に巻いた。

サイボーグの笑顔とは対照的に、アイコンが敗れた女子MMAはいきなり曲がり角に立たされたのかもしれない。

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