【Invicta FC29】体重オーバーのダニモニを封じ込めたキアンザドが、フルマークの判定勝ち
<139.6ポンド契約/5分3R>
パニー・キアンザド(スウェーデン)
Def.3-0:30-7.30-27.30-27
ビアンカ・ダニモニ(ブラジル)
体重大幅オーバーのダニモニに対し、キアンザドがワンツーを放つ。距離を詰めて首相撲の態勢を取ったキアンザドは、ヒザを入れ態勢を替えらえるとエルボーを打って離れる。踏み込んでパンチ、右ローと優勢のキアンザドは左ボディを放って組みつくと、ダニモニをケージに押しこむ。
両差しとなったキアンザドが右腕を大きく差し上げるが、テイクダウンには至らない。離れて左フックから右を当てたキアンザド、ダニモニも左ハイを狙う。ダニモニの右ローを組んで再びケージに押しこんだキアンザドは、首相撲&アッパーを突き上げて距離を取り直す。さらにダブルレッグを仕掛け攻勢を続けたまま初回を戦い終えた。
2R開始早々、距離を詰めてパンチを放つキアンザドにダニモニも左右のフックを返していく。キアンザドは首相撲からクリンチも、ダニモニが逆にヒザをボディに突き刺す。一旦離れたキアンザドがワンツーか組むも、テイクダウンは奪えない。仕切り直し、左ジャブを当て右に繋いだキアンザドに対し、ダニモニが右を打ち返す。
ダニモニがここから圧を高め、前に出てワンツー、右ミドルを繰り出す。キアンザドは右ストレートをヒットさせ、ダニモニの前進に左フックを合わせてダウンを奪う。すぐに立ち上がったダニモニを首相撲に捉えヒザを入れたキアンザドが、バックに回り離れ際に左を当てるなどペースを譲らず、ラウンドを取った。
最終回、小刻みなステップから前足のミドルや、ボディを織り交ぜるキアンザド。ローに右ストレートと攻撃を散らして、ダニモニを封じ込める。ショートの連打、ダブルの左ジャブと攻勢を続けるキアンザドは、左ボディフックから右ストレートをヒットさせる。前に出ると攻撃を被弾するダニモニは、ついに頭が揺れるようになり、反撃の糸口が掴めない。
試合は残り1分を切り、試合のリズムを変えることができず、受け身のファイトとなったダニモニに対し、キアンザドが足を使いつつパンチを入れてタイムアップに。キアンザドがフルマークの判定勝ちを収めた。