【TUF25】シーズン出演者対決、実力差がハッキリ。クラウスがガリッキオに完勝
<ウェルター級/5分3R>
ジェイムス・クラウス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
トム・ガリッキオ(米国)
TUF25セミファイナル敗退同士の対戦。左ジャブから前に出るガリッキオの顔面を右前蹴りで打ち抜くクラウス。ギロチンを仕掛けられながらトップを取ったガリッキオは、スクランブルのなかで十八番のバック奪取へ。クラウスは足を一本に跨いでスクランブルに持ち込むと、離れて左ハイを当てる。クラウスは左ジャブを入れ、スイッチすると左ストレートを打ち込む。続くテイクダウン狙いをスプロールしたクラウスは、右ストレートを当て、打撃でガリッキオを寄せ付けない。
それでも前に出続けるガリッキオはシングルを切られ、左ハイを受ける。ガリッキオの前進にアッパー、左クロスを当てたクラウスが初回を取った。
2R、ガリッキオのテイクダウン狙いを切ったクラウスが、スイッチを織り交ぜてジャブからストレートを狙う。頭を振るようになり、右を振るっていくガリッキオだが、左ジャブに右クロスを被弾する。さらに左ストレートを続けたクラウスのペースは崩れない。パンチを受け続け、足元がおぼつかなくなってきたガリッキオはシーズン内のアップセットからファンの支持も高く、レッツゴー・トムというチャントの後押しを受けたが厳しい局面に変わりはなかった。
最終回、ガリッキオはシングルを切られると時間を置いてしか立ち上がれない。それでも寝技にはいかず、離れてスタンドで待ち受けるクラウスが右ストレートを打ち込む。懸命に前に出るガリッキオをいなすクラウスは、冒険は一切しない──らしい堅実なファイトを続ける。テイクダウンを切ってパンチをコンスタントに当てたクラウスが、最後もハイキックを入れテイクダウンを切ると、右ヒザを顔面に突き上げ完勝した。