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【WSOF07】カラキャニャン、ギロチンでパーマー下しベルト巻く

2013.12.08

Karakhanyan's Heal fook

【写真】フィニッシュのギロチンもそうだが、ヒールフックなどMMAで勝利するためにしっかりと消化して使っているカラキャニャン、2014年の活躍も楽しみだ(C)WSOF

<WSOFフェザー級王座決定戦/5分5R>
ジョージ・カラキャニャン(米国)
Def.3R4分40秒byギロチンチョーク
ランス・パーマー(米国)

サウスポーに構えたパーマーに対し、カラキャニャンが右ハイキックで牽制する。パーマーは左ローから左ミドルを返すと、カラキャニャンは右ミドルを狙う。パーマーは左ローから左フック、あわよくばテイクダウンという動きだ。素早い右ハイを入れて前に出るカラキャニャンは、下がるパーマーに後ろ回し蹴りを見せる。パーマーのダブルレッグを切ったカラキャニャンが、右フックを振るう。続く左フックから右ストレート後に組みつかれたが、ここもカラキャニャンは切っていく。

と、パーマーの左ストレートを受けたカラキャニャンが左目を抑える。左の次の右ジャブの際にパーマーの指が入った模様だ。左目を開けづらそうなカラキャニャンだが時間を置いて試合再開に応じる。リスタート後、パーマーは素早い左ジャブから蹴りを放つ。カラキャニャンも右ハイを返すが、目の回復具合は気になるところだ。後ろ回し蹴りを空振りし姿勢を乱したカラキャニャンに対し、パーマーは慎重に攻め距離を詰めることは無い。残り1分を切り、カラキャニャンの右をダッキングでかわしたパーマー、テイクダウンのタイミングを伺っているか。前蹴り、飛びヒザで組みつかせないカラキャニャンが右ミドルから左ローへ。結局、パーマーは最後の1分間でテイクダウンを狙わなかった。

2R、ワンツーから前に出るカラキャニャンが引き続き右ハイを見せる。右へ回るパーマーに左ローを走らせるカラキャニャン。と、ここでパーマーが左目を抑える。テイクダウンディフェンスの際、今度はカラキャニャンの指が入ったようだ。再開後、力を込めたワンツーを見せたパーマーは、ダブルレッグからテイクダウンへ。バックに回りつつ腕十字を仕掛けたカラキャニャンは、前方に落されてもそのまま腕十字を続ける。パーマーは胸を張ってスラムで切り抜けると、トップを奪取する。

半身になり腕十字の仕掛けから、パンチを入れるカラキャニャンが、ヒールフックへ。ここからカラキャニャンは蹴り上げてスタンドへ戻る。カラキャニャンの右ハイにパーマーは左ハイを繰り出すも、ローを受ける。右から左、パーマーのワンツーに右クロスを入れたカラキャニャンだったが、差し上げられテイクダウンを許す。有効なパウンドはないパーマー、カラキャニャンは下から鉄槌を入れる。立ち上がったパーマーは足を捌こうとすると、反射的にカラキャニャンがクローズドガードに。ここでパーマーが左エルボーを狙い、タイムアップに。

3R、パーマーの左ハイをブロックして、右ローを蹴り込むカラキャニャン。蹴り技を多用し、前足を潰したいところだ。それを許さずテイクダウンから削りたいパーマーも、積極的に左ストレートを伸ばす。と、シングルに出たパーマーだが、ここはパンチを受けてテイクダウンは取れない。それでも右をヒットしたパーマーは、息を整えたカラキャニャンのハイを捌いてバックに回り込み、強引に足を引き寄せて両足をフックする。

手首を掴んでRNCを防ぐカラキャニャンだが、パーマーも腕を入れ替えて絞めを狙う。起き上がろうと体を起こしたカラキャニャンとケージの間に入ったパーマーは正面に回り込む。と、カラキャニャンがギロチンから横回転しマウントへ。直後にパーマーはタップ!! カラキャニャンが初代WSOFフェザー級チャンピオンに輝いた。得意のグラップリングをしっかりとMMAとして消化したカラキャニャンの見事な一本勝ちだった。

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