【UFN32】体力勝負制したラフレアー、フルマーク勝利収める
<ウェルター級/5分3R>
ライアン・ラフレアー(米国)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
サンチアゴ・ポンジニービオ(アルゼンチン)
サウスポーのラフレアーが左ミドルをまずは見せる。ポンジニービオの蹴り足を掴んだラフレアーだが、テイクダウンには至らない。ポンジニービオのスピニングバックフィストは空振りに。ラフレアーは蹴り足を掴んでバックに回りテイクダウン。そのままマウントを取りパンチを落す。ヒップエスケープからガードに戻したポンジニービオは、頭を押して立ち上がろうとするが、ラフレアーが許さない。
ケージ際でラフレアーが再度マウントを奪いパンチを連打する。左エルボーから肩固めに入ったラフレアーは、これは極め切れないがマウントを続ける。アームバーに移行したラフレアーだが、ポンジニービオが前方に落としバックを狙う。すぐに上体を起こしたラフレアーがスクランブルを制しトップをキープする。ポンジニービオの立ち上がり際にパンチを打ち込んだラフレアーは、ローをキャッチして2度目のテイクダウンに成功する。
ポンジニービオが起き上がったラフレアーに蹴り上げを見せる。自らスタンドに戻ったラフレアーはやや疲れを見せるが、ポンジニービオも反撃できず初回が終わった。2R、左ミドルを連続で放つラフレアー。ポンジニービオも右ミドルを返すが、キャッチされスピニングバックフィストは空振りに。ラフレアーは組みついてバックに回ると、腰をコントロールしてケージ際でボディにニーを蹴り込む。右ボディストレートを打ち込むラフレアー。ポンジニービオは左ミドル、左ローを受けなかなか自分の距離を掴むことができない。
ラフレアーの左ストレートを2発受けたポンジニービオは、打たれても前に出続ける。パンチの打ち合いを嫌がったラフレアーは背中を見せて距離を取ろうとするが、左ストレートをポンジニービオがヒットする。ラフレアーも右を返し、攻め疲れか動きが落ちたポンジニービオから簡単にダブルレッグでテイクダウンを奪う。ポンジニービオのブリッジに合せてマウントを狙うラフレアーは、首をコントロールしてパスの機会を伺う。残り10秒、ボディにパンチを落すラフレアーがトップをキープし、ラウンドを締めた。
3R、引き続き左からの蹴りを有効に使うラフレアー。ポンジニービオの右からの蹴りを見せるが、単発な攻撃が多い。ハイをブロックされた直後に左ローを入れたラフレアーは、さらにミドルとローを蹴り込む。ポンジニービオの後回し蹴りを掴み、そのまま体を抱えて投げ捨てたラフレアーが、サイドを取る。ラフレアーは左のパンチ、エルボーを落とす。背中をつけたまま足を戻せないポンジニービオは、ブリッジで背中を見せるが、バックを制される。ポンジニービオはケージ際に移動し立ち上がると、ラフレアーも距離を取る。残り2分、左ヒザをボディに受けて後方に倒れ込んだポンジニービオ。ラフレアーはヒザ蹴りをボディに、エルボー&パンチを顔面に入れていく。上体を起こしてエルボーを落したラフレアー、ポンジニービオが起き上がると距離を取る。
残り40秒、ポンジニービオがアッパーでダウンを奪う。引き込んでガードを取ったラフレアーに、最後の勝負をかけてパウンドを狙ったポンジニービオだが、何とラフレアーはこれをオモプラッタからのリバーサルで切り返す。最終ラウンドもトップを取った状態でタイムアップを迎えたラフレアーが、体力勝負を制して3-0の判定勝ちを手にした。