【Bellator107】シーズン9ミドル級Tウィナーはブレナン・ワードに
<シーズン9ミドル級T決勝/5分3R>
ブレナン・ワード(米国)
Def.2R1分39秒by TKO
ミッケル・パルロ(デンマーク)
ワンツーから左を伸ばすパルロは、ワードのテイクダウン狙いをスプロールしさらにパンチにつなげる。右ハイからショートフックで前に出たワードが投げを2度に渡って打つが、パルロが防ぎケージに押し込む。ケージ際の攻防が続き、残り時間が半分を切ると互いに距離を取り直す。左が交錯し、フックの応酬からパウロの左にワードがカウンターの右を狙うも、クリーンヒットはしない。テイクダウン狙いのワードを逆にケージに押し込んだパルロが、ヒザを見舞っていく。残り45秒、ワードのローでパルロの姿勢が乱れるも、テイクダウン狙いはここでも切ってケージに押し込み、そのままの状態で初回が終了した。
2R、左フックから右ローを入れたパルロ。パンチの距離はパルロのモノか。パルロの右ハイがワードの頭を掠める。左ボディストレートを伸ばすワードだが、パルロのショートアッパーを被弾する。パルロのパンチが小気味良く決まるようになった直後、ワードの左がその顔面を捉える。一瞬、腰を落とし立ち上がったパルロに対し、ワードはダーティボクシングからボディを連打で打ち込む。完全に動きが止ったパルロに、思い切り右を連打したワードが一気に試合を決めた。
シーズン9ミドル級トーナメントを制したワードは「2Rでなく1Rで決めたかったけどね。良いのが入っても、メチャをしてポジションを失いたくなかった。一発、一発と打ち込んだんだ。アレクサンダー・シュレメンコとダグ・マーシャルの世界戦は、家から3時間のところであるから、最前列で見せてもらうよ」と語った。