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【UFN29】挑発続けたマルドナードが、粗いMMAを制す

2013.10.10

<ライトヘビー級/5分3R>
ファビオ・マルドナード(ブラジル)
Def.2-1: 28-29, 29-28, 29-28
ジョーイ・ベルトラン(米国)

ジャブで牽制する両者、ベルトランの右は空振りになる。前に出てくるベルトランに、ジャブを打ち込むマルドナード。ベルトランは組みついて、ケージにマルドナードを押し込みながら細かいパンチを闇雲に繰り出す。と、そのパンチが急所に当たり、ベルトランに注意が与えられる。

再開後、ベルトランは左を入れて組みつくが、体を入れ替えられる。ボディを打ち合う両者、ケージを背にしたベルトランが首相撲からヒザを入れ、がぶって体を入れ替える。ボディから右アッパーを入れるベルトランに対し、マルドナードもアッパーを返す。ベルトランも再びボディの連打からヒザを入れる。細かいが、力のこもった攻防が続き、残り1分に。マルドナードは左をヒットさせると、ベルトランはボディを連打する。残り25秒、マルドナードはギロチンから引き込むが、首を抜かれると立ち上がり、ノーガードでベルトランを挑発した。

2R、まずは右をヒットさせたマルドナード。左ジャブをダブルで放ち、ボクシング戦で優位に立つ。ベルトランも左フックから左ストレートを伸ばすと、ボディを決める。組みついてきたベルトランにボディからアッパーを打ち込んだマルドナードが、逆にケージに押し込んでいく。体を入れ替えたベルトランは、ボディの連打と初回と同じような攻撃を見せる。

と、マルドナードは右アッパーを打ち込み、自らケージに下がり、ここで打ち合おうと挑発する。打撃戦でなく組みにいったベルトランがエルボーで形勢逆転、マルドナードの動きが止まる。マウスピースが飛び出すエルボーを2発放ったベルトラン、試合はオクタゴン中央へ。マルドナードのワンツーに組みつこうとするベルトランだが、突き放させるとパンチを受けて顔がのけ反る。組まれてもボディの連打からアッパーを見せたマルドナード、ベルトランも左を伸ばすが、左ジャブの連打から右ストレートを打ち込まれる。前に出てくるベルトランに、右を伸ばすマルドナードが、このラウンドも取ったか。

3R、頭を下げてパンチを繰り出し前に出るベルトランだが、左アッパーを顔面に被弾する。それでも前に出ると、右ストレートをヒット。マルドナードはもっと打ってこいと挑発すると、組んできたベルトランのボディを狙う。ベルトランはケージに押し込み、ダブルを狙うがレフェリーがブレイクを命じる。打ってこいと挑発を続けるマルドナードだが、右を被弾するシーンも。ワンツーを打ち込み、組みついたベルトランはボディとアッパーを続ける。

マルドナードもボディへのアッパーを返すと、今度はベルトランが急所を打たれたとインターバルを要求する。再開後、右をヒットさせたマルドナード。ベルトランはパンチから前に出て、がぶってホールディングダウン。残り40秒となり、両膝をついたマルドナードの立ち上がり際にベルトランがパンチを集中させる。最後はベルトラン優勢で、試合が終了した。ジャッジの票は分けたが、マルドナードが判定勝ちした。

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