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【Titan FC38】残り10秒で攻めるセデーニョが、ノヴェリを相手に1-1の珍裁定に持ち込む

<ライト級/5分3R>
ジェイソン・ノヴェリ(米国)
Draw.1-1:29-28.28-29.29-29
ヨスデニ・セデーニョ(キューバ)

鋭い前蹴りを見せるノヴェリ、セデーニョは左ローを打たれ左ジャブを伸ばすが、距離が遠い。セデーニョも素早い左ハイを狙い、ならばとノヴェリが右ハイ。続いてセデーニョが後ろ回し蹴りを繰り出す。ステップを使い、セデーニョの前進に右ヒザを合わせたノヴェリはローをチェックし、逆に左ローを入れる。蹴りが多い両者、セデーニョはスピニングバックキックからフックで前に出る。サークリングでかわしたノヴェリは内と外からセデーニョの右足を狙う。ノヴェリが右ストレートを届かせるが、彼もまたやや距離が遠いか。残り10秒を切り、飛び込んだセデーニョが右をヒットさせた。

2R、ワンツーで距離を詰めるノヴェリはローにも右を合わせる。さらに左アッパーから右ストレートを入れたノヴェリがプレッシャーを強める。セデーニョはローに右フックを合わせようとするが、ローを前足に受けるシーンが多い。ノヴェリは右ストレート、ヒザ、さらに右オーバーハンドから左ミドルと手数でセデーニョを圧倒する。ローをカットし右ストレートをヒットしたノヴェリは前蹴り、ワンツー、右ストレートとセデーニョを圧倒。直後に右ストレートでダウンを奪うとバックを制してパンチを打ち込む。両足をフックし仰向けでバックマウントを完成させたノヴェリは、スクランブルのなかでバックを制してパンチを続ける。マウントにスイッチし肩固めを狙ったノヴェリが、最後はヒジを入れた。

最終回、ノヴェリが左ジャブを軽快に繰り出していたが、セデーニョが右フックを打ち込み動きが止まる。すぐに動きを取り戻したノヴェリは右ストレートを返し、右ハイ。そこに右を打ち込むセデーニョ。足を使うセデーニョを追いかけるノヴェリが左フックをヒット。ケージに詰まったセデーニョに飛びヒザも、これは空振りに。ケージの前から逃れることができないセデーニョは右を被弾。回るセデーニョ、ノヴェリは右ストレートを入れる。サークリングを続けるセデーニョは、ヒザに右を合わせようとする。

ポイントを取っているかのような動きのセデーニョ、狙いはフィニッシュを避けることになってしまったか……。ノヴェリは左ハイ、右フックを放つ。最後に踏み込んでパンチからテイクダウンを狙ったセデーニョだが、テイクダウンは奪えず。最後のポイントメイク狙い以前があまりにも消極的だったセデーニョだったが、一発の効果か北米MMA界では非常に珍しい1-1のドローに持ち込んだ。

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