【UFC162】ダウン奪ったクレイグが、判定でレーベン超え
<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・クレイグ(米国)
Def.3-0: 29-28, 28-29, 30-27
クリス・レーベン(米国)
レーベンの前蹴りに対し、ローを見せたクレイグ。左を振るいながら距離を詰めたレーベンがシングルレッグへ。ケージにクレイグを押し込み、ダブルからシングルとテイクダウンを狙うレーベンは、首相撲に対しボディを見せる。ヒザをボディに受け、距離を取ったレーベンは直後にシングルでクレイグに尻餅をつかせる。
すぐに立ち上がったクレイグは首相撲からヒザへ。再び距離を取ったレーベンは、左ミドルから大振りのパンチでクレイグをケージに追い込む。ケージを背にして首相撲からエルボーを見せたクレイグだが、レーベンは距離をとってもすぐにパンチが組みついていく。その度に首相撲からヒザを繰り出すクレイグは、ローから右ハイ、さらに左ストレートでレーベンの動きを止める。
残り90秒、左へ回るクレイグに対し、レーベンはここでも左を振るいながら組みつき、シングルレッグで一度は尻餅をつかせる。すぐに立ち上がったクレイグが、首相撲からヒザ、距離ができるとレーベンが連打から組みつく。いなしたクレイグは残り15秒でダブルレッグを仕掛けるも、レーベンが防ぎタイムアップに。
2R、左を振るってクレイグを追いかけるレーベン。すぐにケージに押し込んでシングルからダブル、ボディロックと執拗にテイクダウンを狙う。ケージを背にして耐えるクレイグが、細かいパンチを入れ首相撲からヒザを突き上げる。
クレイグのパンチを受けたレーベンは、シングルレッグへ。体を入れ替えたクレイグは、ここでもニー。レーベンの前進にエルボーを見せたクレイグ、レーベンの動きがやや落ちたか。それでも前に出てくるレーベンに再びクレイグがエルボーを入れ、ケージに詰められてヒジという展開が続く。右から左を下がりながら打ち込んだクレイグ、さらに右ローを入れる。
残り1分を切り、オクタゴン中央で打撃の交換が見られるも、クレイグが首相撲へ。レーベンがボディを連打し、ヒザを受けたところで距離が離れる。
最終回、左フックで前に出たレーベンに対し、クレイグの左フックがヒット。右からの左のワンツー、さらにスリーフォーとパンチを重ねるクレイグ。たまらずダウンしたレーベンは、パウンドを受けるが懸命に立ち上がることに成功する。そのレーベンをクレイグはケージに押し込み、息を整えてから距離を取る。レーベン・コールのなか、左を見せるレーベンだがクレイグがここでもパンチを入れて首相撲へ。体を入れ替えたレーベンはボディを入れるが、距離を取られる。
残り2分30秒、十分に判定勝ちできるクレイグは下がりながら、右を打ちレーベンのバランスを崩す。ガードから三角を狙ったレーベンだが、これをふさがれキムラも不発に。直後に立ち上がった両者、レーベンは左からシングル、ボディと攻めに変化がなく、前に出たところでテイクダウンを許してしまう。ハーフで抑えるクレイグ、ケージに押し込んで腰をコントロール。何とか立ち上がったレーベンだが、完全にガス欠状態で再びダブルレッグでテイクダウンを奪われ、試合はタイムアップへ。結果、裁定はスプリットとなったがクレイグがレーベンを下した。