【Bellator】ライトヘビー級世界選手権は挑戦者ベグ、優勢か
【写真】破壊力抜群のパンチ、そこからパウンドだけでなくサブミッションというフィニッシュにつなげることもできるアッティラ・ベグ。王座奪取の可能性は高い(C) KEITH MILLS
28日(木・現地時間)、ニューメキシコ州リオランチョのサンタアナ・スターカジノで行われるBellator MMA(91)。メインはベラトール世界ライトヘビー級選手権試合、王者クリスチャン・ムプンブにアッティラ・ベグが挑戦する一戦が組まれている。
昨年12月14日のベラトール84で戦う予定だった両者、ムプンブの負傷で2カ月半後に改めて雌雄を決することとなった。ライトヘビー級の体格を持たない、王者ムプンブは一昨年11月にノンタイトル戦でトラビス・ビューに敗れて以来、これが1年3カ月ぶりの実戦となる。そのビューを僅か25秒KOで下し、2012サマーシーズン・ライトヘビー級トーナメントを制したベグの一戦は、やはりチャレンジャー優勢という予想がされる。
スロヴェニアで生まれ育ったハンガリー人ファイターのベグ。アッティラとは紀元5世紀にハンガリー一帯に大帝国を築いたフン族の王と同名である。レスリングベースながら、ケンポーカラテで培った打撃を武器に、これまで28勝4敗の戦績を残しており、今現在8連勝中と非常に波に乗っている。
キング・モーにKO勝ちしたエマニュエル・ニュートンとは互角の攻防でスプリットと際どい勝負となったが、先に挙げたビュー、さらにセルグ・ガレシックからは1分でRNCを極めている。ムプンブはテイクダウンには決して強くない反面、打撃でいえばベグにも引けを取らないが、テイクダウン防御が鍵を握ることになるだろう。
■Bellator MMA 主な対戦カード
<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・ムプンブ(フランス)
[挑戦者]アッティラ・ベグ(スロヴェキア)
<ライト級T準決勝/5分3R>
ウィル・ブルックス(米国)
サード・アワッド(米国)
<ライト級T準決勝/5分3R>
デヴィッド・リッケルス(米国)
ジェイソン・フィッシャー(米国)
<バンタム級/5分3R>
エド・ウェスト(米国)
ジョシュ・モントーヤ(米国)