【REAL02】待望の初来日、ホドリゴ・カポラル「美しい試合を。望まれればクロンとも戦う」
【写真】香港のJAB MMA所属。MMA戦績は11勝4敗、現在は7連勝中のホドリゴ・カポラル。待望の初来日が実現した(C)MMAPLANET
2日(土)、神奈川県横浜市横浜文化体育館で行われるREAL02。クロン・グレイシー、ホベルト&マルキーニョス・ソウザと強豪柔術家がケージに足を踏み入れてきたREALで、IBJJF四大トーナメントの一つヨーロピアン選手権を黒帯で制しているホドリゴ・カポラルが出場する。
國奥麒樹真と対戦するカポラルは、柔術では華麗なガードワークや腕だけでなく、足関節も駆使するフィニッシャーだ。そんな彼は待望の日本での試合で、上達した打撃を披露するという。
──柔術でホドリゴ・カポラルといえばミドル級やミッドヘビー級のイメージがあり、体重も80キロ前後だと記憶しています。かなり厳しい減量のあとが頬のラインからも窺えますね。
「MMAはずっと70キロで戦ってきたから問題ないよ。これから食べて、体重を戻すよ(笑)。今回は教え子も戦うし、良い試合がしたいね。明日は力強さも戻っているし、美しい試合をするよ。勝利は勿論、でもカポラルはMMAでも強いと印象づける美しいを試合をね」
──香港に住むようになって5年、ずっと中国のRUFFで戦ってきましたが、ようやく日本で試合をしてくれますね。
「夢が叶ったよ。TVや雑誌でPRIDEを見て、ずっと日本で戦いたいと思ってきた。中国でMMAは始まったばかりだ。日本には歴史がある。ただ、中国は競技人口も多い。もう少し、時間が経てば脅威になるだろう。政府がファイターがトレーニングと試合だけで食べていけるようにサポートもしているしね。いずれにせよ、明日、日本で戦うという僕の長年の夢が現実になるんだ。ベストを尽くすよ」
──國奥麒樹真選手は今大会出場選手のなかで、最もキャリアの多い選手です。
「とてもアグレッシブだし、気持ちを込めて戦っている。68試合だっけ? 凄い試合数だ。でも、ケージの中に入れば関係ない。自分のすべき戦いをするだけ。ずっとプレッシャーを掛けるよ。皆、僕に求めるのは一本勝ちだろう? だからKOで勝ちたいんだ」
──それだけ打撃にも自信がついたということですね。
「ボクシングのトレーニングは凄くやって来た。3カ月前には上海でプロボクシングの試合も経験し、勝ったんだ。ボクシングもムエタイも上達している。だから、しっかりと僕の打撃を見てほしい。ただ──、それでも隙さえあれば一本を狙うから、しっかりと注意して試合を見なければいけないよ(笑)。カポラルのMMAを披露する。打撃、柔術、全力を尽くして日本のファンに喜んでもらえる試合がしたい。次のREALでも戦えるようにね」
──REALにはクロン・グレイシー、ホベルト・サトシという柔術家がライト級、あるいはもう少し重い階級で既に戦っています。2人を意識しますか。
「サトシもクロンもMMAでは、またキャリアが始まったばかりだ。僕は2005年から戦ってきた。彼らよりキャリアがある。サトシはATOSの同門だから、戦うことはないだろうけど、クロンとは望まれれば戦うよ。なんせ、伝説の存在の息子だからね。ただ、彼の方がもう少しキャリアを積んでからじゃないと僕とは戦いたがらないだろう。クロンが望めば戦う。それがベルトの掛かった試合なら最高だね」
──そんな日が訪れるためにも明日、美しい試合を期待しています。
「ありがとう。明日に備え、今日はゆっくりと休むよ(笑)」
■ REAL02 計量結果
<71.5キロ契約/5分2R>
ソウル・ロジャース:71.25キロ
峯望実:70.75キロ
<ライト級/5分2R>
ホドリゴ・カポラル:70.75キロ
國奥麒樹真:70.35キロ
<フェザー級/5分2R>
マラッド・エナセリ:65.75キロ
芦田宗宏:66.2キロ
<ミドル級/5分2R>
ノシュワン・カンザダ:83.05キロ
坂下裕介:83.85キロ
<フェザー級/5分2R>
ライカ:57.15キロ
沙弥子:55.9キロ
<へビー級/5分2R>
カルロス・トヨタ:116.45キロ
矢野啓太:96.35キロ
<ウェルター級/5分2R>
草・MAX:77.2キロ
エリック・マイケル・フォート:77.05キロ
<ライト級/5分2R>
間宮晃仁:71.5キロ)
ルイス・オカモト:70.4キロ
■ ZONE02 計量結果
<58キロ契約/3分5R>
藤原あらし:53.55キロ
カルロ・パウパッダ:53.75キロ
<68キロ契約/3分5R>
ジョイシー・イングラムジム:67.6キロ
メリケン雄人:67.45キロ
<59キロ契約/3分5R>
森井洋介:58.85キロ
マキ・ピンサヤーム:59.2キロ
<52.2キロ契約/3分5R>
貴・センチャイ:52.1キロ
薩摩3373:52.1キロ
<フェザー級/3分5R>
邦博:56.9キロ
TARO:59.45キロ
<68.5キロ契約/3分5R>
虎:68.2キロ
森本一陽:68.25キロ
<63.5キロ契約/3分3R>
吉田敢:65.65キロ
夢・センチャイジム:63.45キロ
<ウェルター級/3分3R>
佐藤出雲:66.45キロ
ウーエリック:66.1キロ
<63.5キロ契約/3分3R>
錦和道:63.15キロ
加藤純平:62.85キロ