【K-1 Global】K-1がWAKO&SuperKombatと歩調を合わせる
27(木)にK-1 Globalより、WAKO(World Association of Kickboxing Organization)、SuperKombatと、相互協力関係を構築するために合意したという発表があった。
WAKOはジョー・ルイス、ビル・ワレス、ベニー・ゆきーで、ドン・ホシノ・ウィルソンなど米国プロ空手系勢やフランスの古流空手からフルコンタクトキック界で活躍したドミニク・ヴァレラらが中心となって立ちあげられたキックボクシングの組織で、世界各地でアマチュア・キック大会を主催している。
一方、SuperKombatはルーマニアに拠点を置く、プロのキックボクシング・プロモーションでK-1や現在はGLORYに籍を置くファイターも過去、SuperKombatのリングに上がっている。22日もヘビー級のワールドGP決勝戦を行いパベル・ズラフリオフが優勝を果たしている。同大会にもヘスティ・カラケスやマイティ・モー、フレディ・ケマイヨら新旧K-1勢だけでなく、カーター・ウィリアムスというGLORY経験者も出場している。
今回、K-1、WAKO、SuperKombatは、以下のような点で合意に至ったことが発表された。WAKOとの連合は旧K-1時代末期のアマ化路線が具体化したもので、あわせてIT’S SHOWTIMEがGLORYに買収されてからプロの人材を確保し、新星K-1の下地なっていたSuperKombatとの同盟も明文化されることとなった。プロのイベントを強力に推進するGLORYとの違いも明確になりつつある新星K-1だ。
■3団体(K-1,WAKO,SK)はそれぞれの世界における事業推進に際して、それぞれがシナジーを得られるよう協力関係を結んだ事。
■ 3団体(K-1,WAKO,SK)はそれぞれの広告中に、他の2団体のロゴを添付する等、協力関係をより対外的に明示する事。
■ K-1とSKは、WAKOの団体内での勝者などをK-1ルールに基づく世界大会に出場させる他、資金的な支援を含めて協力する事。
■ WAKOはK-1とSKを同連盟のオフィシャル・プロイベントとし、WAKOの管轄地域などにおけるK-1やSKでの大会開催に際して、現地での許認可支援や制作協力をし、また、類似ルールの他団体排除を含め、K-1やSKのブランド維持に協力していく事。
■ K-1とSKは、WAKOを世界アマチュアキックボクシング連盟と認定し、且つ、同連盟が進めるオリンピック競技化に向けた運動を支援していく事。