【TUF16】スミスが判定勝利でシーズン16を制す
<TUF16 ウェルター級決勝/5分3R>
コルトン・スミス(米国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-26
マイク・リッチー(カナダ)
TUFシーズン16フィナーレ、サウスポーのリッチーの左ハイに飛び込んでシングルレッグを狙ったスミスだが、潰されパンチを受ける。足を抜いたリッチーを追いかけて組みついたスミスが腰をコントロールしてテイクダウンを奪う。リッチーは立ち上がりながらバックを許す。
前方にスミスを振り落そうとしたリッチーだが、踏みとどまったスミスがバックマウントへ。パンチを左右から落すスミスに対し、リッチーは顔に手を当てワキを締めてリアネイキドチョークを防いでいく。胸を合せて立ち上がったリッチーは右ジャブを伸ばすも、スミスはシングルレッグからケージに押し込む。再びボディロックからテイクダウンを奪ったスミスが、バックへ回りヒザを臀部で打ちつけていく。ここで初回がタイムアップとなった。
2R、スミスの蹴りが急所に入ったリッチーが、レフェリーにアピールするも試合は続行され、スミスが組みついてケージに押し込んでいく。ここでもテイクダウンを奪ったスミスに対し、リッチーが懸命に背中をケージにずらしていく。背中に張り付いて離れてないスミス、立ち上がろうとしたリッチーにリアネイキドチョークを仕掛ける。それをするりと抜くリッチーだったが、すぐにバックを許してしまう。
両足をフックされバックマウントを許したリッチー。スミスはアゴの上からフェイスロックのように絞めを狙うが、さすがに強引すぎるか。それでもスミスはバックマウントのまま2Rを戦い切り、2Rを選手した。
カナダ人初のTUF覇者になるにはKO、一本しかなくなったリッチーに名匠フィラス・ザハビが打撃を入れるタイミングを懸命に指示する。最終回、右ミドルを入れたスミスが、組みついてすぐにバックへ、ツーワンからパンチを入れるとシングルバックへ。リッチーは強引なリアネイキドチョークは防ぐことはできるが、バックから逃れることができない。
右回転を繰り返しても、背中を取られたままの状態が続いたリッチーは残り40秒になり、左に反転して胸を合わして立ち上がる。と、パーテルポジションで止ってしまったスミスからバックを奪い返す。前方に移動しながら腕十字で大逆転に掛けたリッチーだが、これを逃げられるとスミスがバックに回り込み万事休す。
タイムアップとなり、判定勝ちしたスミスはTUFシーズン16ウィナーとなり、6桁契約とハーレーダビットソンを手にした。