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【UFC149】巧みなトップ奪取でクィバネンがUFC初勝利

2012.07.22

<ライト級/5分3R>
アントン・クィバネン(フィンランド)
Def.判定2-1:29-28、28-29、29-28
ミッチ・クラーク(カナダ)

右ジャブで距離をはかる両者、まずはクラークが組みつきシングルレッグから、もう一方の足首をコントロールしてテイクダウンへ。ヒザをつき、頭を押して耐えるクィバネンが、ここで尻餅をつかせる。立ち上がったクィバネンの腰をコントロールし、しっかりとテイクダウンを奪ったクラークだが、クィバネンがシッティングガードからリバーサルに成功する。

ガードを強いられたクラークは、ケージを蹴って後方に1回転するも、クィバネンはしっかりとトップをキープする。クィバネンは右の鉄槌を落すが、トップからの攻撃は決して多くない。と、クラークはここで腕十字へ。

クィバネンは腕を引抜くが、バックを許す。落されそうになったクラークは、腕をロックしてバックに留まると、そのままトップを奪い返し初回終了を迎えた。2R、テイクダウンのフェイントを織り交ぜながら前に出るクラークに、クィバネンの引っかけるような左フックがヒットする。

直後に組みついたクラークはシングルレッグでテイクダウン。クィバネンはアームロックを仕掛けるも、ここでガードを強いられる。左エルボーから右のパウンドを落とし、パスを狙うクラークが、スクラウンブルの攻防のなかでアームロックから上を取りに掛かる。がぶってダブルレッグを切るクィバネンは、ここでトップを奪取。

左ワキを差したクラークは、そのまま起き上がってシングルレッグへ。クィバネンを持ち上げてバックに回るが、アームロックの仕掛けから再びガードを強いられる。残り30秒、クラークの蹴り上げから足関節合戦へ、最後にパンチを出し合ったところで、2Rが終了した。

最終回、スタンドで右フックからヒザを繰り出したクィバネンにクラークは、ここでもシングルレッグからドライブ。スイッチからトップを奪いにかかったクィバネンは、ギロチンからトップへ。サイドを取ったクィバネンはハーフから肩固めを狙う。

インサイドハーフからクィバネンは左のパウンド、腕をキムラでロックされても足が一本しか掛かっておらず、しっかりと対処していく。腕を引抜いてパウンドを落としたクィバネンは、クラークのシングルレッグで尻餅をつくも、すぐに立ち上がって打撃を入れていく。残り1分、シングルレッグを執拗に仕掛けるミラークだが、クィバネンは頭を前方に振り落し、ここでもトップをキープ。残り30秒でヒザ十字を狙うクラークの顔面にパンチを振るったクィバネンは、バックへ。ヒザを後方から放ち、タイムアップを迎えた。

結果、グラウンドで巧みなトップ奪取を見せたクィバネンがスプリットで判定勝ち、UFC初勝利を手にした。

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