【UFC147】良質な寝技合戦の末、ヴィニシウスがTKO勝利
<フェザー級/5分3R>
マルコ・ヴィニシウス(ブラジル)
Def.3R1分04秒 by TKO
ヴァグネス・カンポス(ブラジル)
サウスポーのカンポスが左ローを放つと、ヴィニシウスは右ヒザを繰り出す仕種を見せる。前に出るカンポスに対し、距離を取るヴィニシスという流れで、カンポスのローが急所に。再開後、右ローから右フックを繰り出したヴィニシウスだが、パンチを顔面に受ける。カンポスは左ストレートを伸ばし、左ローにつなげる。
ヴィニシウスのフックをガードしたカンポスは、距離を詰められると組みついてテイクダウンを奪う。左エルボーを落としたカンポス。ヴィニシウスは足を捌かれパスからマウントを許す。左右のパウンドの連打から、背中を向けたヴィニシウスのワキをすくい腕十字を仕掛けようとしたカンポス。
すぐにヴィニシウスが察知して立ち上がると、再びテイクダウンへ。巧みにヒップエスケープし、足を効かすヴィニシウスが蹴り上げでカンポスの動きを止める。終了間際にカンポスが大きく振りかぶり、左のパウンドを落とした。
2R、スタンドキープというセコンドの指示を受けたヴィニシウスは後ろ回し蹴りを見せ、右ストレートから距離を詰める。サウスポーから跳びヒザを見せたヴィニシウスだが、カンポスに振り落され、再びガードを強いられる。パスからサイドをとったカンポスは、アームロックを狙う。
足を一本戻したヴィニシス、立ち上がったカンポスは反対側にパスし、ワキをすくっている。右の細かいパンチを落し、アメリカーナを狙ったカンポスに対し、ヴィニシウスが足を戻す。パス×戻すという良質な寝技の攻防は、カンポスが足を払い再びパスへ。必死でハーフガードで耐えるヴィニシウスは、ガードからエルボーを放つ。右のパウンドを落としたカンポスだが、ヴィニシウスは再び蹴り上げを見せ、ガードを強いられるも打撃で印象点を稼いだ。
最終回、カンポスの左ハイに左フックを合せるヴィニシウス。首相撲からボディにヒザを入れると、右フックから前に出てきたカンポスに右ストレートを打ち込む。動きの止ったカンポスをケージ際で棒立ちにさせ、左右のフックを続けたヴィニシウスがTKO勝ちを手にした。