【BFC62】ライト級Tは3.23開幕、本命はフレイレ兄?!
2日(木・現地時間)にベラトールFCより、シーズン6第3週=BFC62で行われるライト級トーナメント開幕戦、準々決勝の顔合わせが発表された。
【写真】シーズン4では現BFC世界ライト級王者マイケル・チャンドラーに、決勝で判定負けしているパトリッキー・フレイレ。実弟パトリシオもフェザー級でシーズン2準優勝、シーズン4で優勝している (C)KEITH MILLS
3月23日(金・同)にメキシコ国境の貿易都市テキサス州ラレドのラレド・エナジー・アリーナで開催される同大会。シーズン6ライト級トーナメントは、世界王座から転落したエディ・アルバレス、そしてカナダ大会に出場しているIFLのスター選手で、WECに参戦していたクリス・ホロデッキーの参加は無かったものの、なかなかの面子が揃っている。
シーズン4トーナメント準優勝のパトリッキー・フレイレは、同じくシーズン4でベスト4だったロイド・ウッダードと対戦する。また、シーズン4ウェルター級トーナメント準優勝者で、アテネ五輪柔道米国代表のリック・ホーンが階級を下げて、同トーナメント出場を果たす。
【写真】見事な背負いを決めるリック・ホーン。柔道技を生かすも殺すも、シットヨートンで磨く打撃次第か(C)KEITH MILLS
「誰よりもアドバンテージがある」と自らのフィジカルの強さを確信しているホーンの対戦相手はヒカルド・チルローニ。キャリア15戦14勝1敗で唯一の敗北を喫した相手はベンソン・ヘンダーソンという強豪だ。BFC57でホロデッキーと対戦予定だったが、わき腹の負傷で欠場し、トーナメント出場という大きな舞台への出場権を手にしている。
フレイレ、チルローニ以外にもブラジル勢は2名出場するが、ヘネ・ナサレとチアゴ・ミシェウは同国人対決でぶつかることになった。昨年10月にジェイコブ・カーワンに敗れ、MMA初黒星を喫したナサレは、かつてジョン・ジョーンズが所属していたボムスクワッドの柔術コーチを務める10勝1敗のファイター。
対するミシェウは9勝2敗のファイターで、9つの勝利全て打撃によるKO、TKO勝利で、2つの敗北はどちらも一本負けというもの。柔術ベースのナサレと、キックボクシングがバックボーンのミシェウ。穴が大きいのはミシェウだが、穴を埋めて余りある打撃攻撃でナサレ攻略もあり得る。
ブラジル×米国が2試合、ブラジル×ブラジルが1試合、そして最後に紹介するJJ・アンブローズとブレント・ウィードマンは米国人同士の一戦となる。
ホーン同様にウェルター級から階級を下げるウィードマンは、シーズン4はベスト4だったが、シーズン5で初戦敗退し、ライト級転向を決意した。現在2連敗中で後の無いウィードマンのライト級転向初戦の相手アンブローズは7連勝中で、その中には日本の田口公一、近藤秀人に勝利した試合も含まれている。
これまでに準々決勝のカードが発表されたフェザー、ミドル、ライト級、3階級トーナメント。実に12試合で、米国人ファイターの10人を上回る、12人が出場し最大勢力となっているブラジル勢は、ライト級トーナメントでも本命フレイレ、対抗ホーン×チルローニの勝者、穴ナサレ×ミシェウの勝者と猛威を振るいそうだ。
■BFC 62対戦カード
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
ロイド・ウッダード(米国)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
リック・ホーン(米国)
ヒカルド・チルローニ(ブラジル)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
JJ・アンブローズ(米国)
ブレント・ウィードマン(米国)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
チアゴ・ミシェウ(ブラジル)
ヘネ・ナサレ(ブラジル)