【LFC06】賈丹巴って?ナラントンガラグがLFC王座挑戦
30日(土・現地時間)にマカオのグランドハイアット・マカオ、シティ・オブ・ドリームでLegend Fighting Championshipの第6回大会が開催される。メインは彭毅志×賈丹巴のレジェンドFCライト級選手権試合という非常に興味深い対戦が組まれている。
【写真】トンガーこと、ジャバンダ・ナラントンガラグがマカオのリングに立ちレジェンドFCライト級王座に挑戦する (C) GONG KAKUTOGI
彭毅志とはエイドリアン・パン、そして賈丹巴はジャバンダ・ナラントンガラグのこと。SRCライト級戦線で郷野聡寛、横田一則を下し、その豪腕とテイクダウンの強さを見せたナラントンガラグ。
極真空手とモンゴル相撲を融合させたモンゴルの強豪ナラントンガラグは、10カ月ぶりのリング復帰戦となる。パンとの一戦は、日本勢トップやONE FCで活躍中のフィリピン人ファイター=エドゥアルド・フォラヤンに並ぶ、アジア太平洋最強ライト級トップ対決となる。
一方、パプアニューギニア育ちの豪州人パンは、日本でケージファイトの普及を目指し、夢半ばで活動停止したケージフォースの旗揚げ大会に参戦、中原太陽を破っているファイターだ。
【写真】MMAキャリア19勝7敗2分のパン。6勝2敗のナラントンガラグより経験豊富だ (C) LFC
08年に行われたフェザー級トーナメントに参戦予定も、資金難により招聘不可能となり、来日が途絶えてしまったパン。彼はこの逆境にもめげずに、母国で継続的に試合出場を重ね、ライト級に転向後。ウォリアーズ・レルム、CFCとベルトを巻き、LFCには2010年1月の旗揚げイベントから出場、LFC4で韓国のナム・イチョルを下してライト級王座を獲得している。
パンは6月のCFCで、エリートXCでニック・ディアズと対戦し健闘を見せたムシン・コーベリーも下しており、現在4連勝中だ。ナラントンガラグはパンよりもテイクダウンの攻防で上を行くことが予想される。ただし、パンチからオーバーフックで組みつくためか、ガードは低く、そこから放たれるパンチはフックが中心になるだけに、パンとしては、ストレート系のパンチで勝負を挑みたいところだ。
また、同大会ではLFCフェザー級王座決定戦がインドネシアのフランシーノ・チルタと、マレーシアのマーク・ストリーグルの間で行われる予定だったが、両者がヒザの負傷により欠場、次回大会への持ち越されることとなっている。
■LFC06対戦カード
<ライト級選手権試合/5分3R>
[王者]エイドリアン・パン(豪州)
[挑戦者]ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
<ライトヘビー級/5分3R>
リュウ・ウェンボー(中国)
サム・ブラウン(ニュージーランド)
<ライト級/5分3R>
ワン・ガン(中国)
安藤晃司(日本)
<ライト級/5分3R>
ソン・ウンシク(韓国)
ロブ・ヒル(豪州)
<ウェルター級/5分3R>
イ・ヨンジェ(韓国)
ロブ・マックスウェイン(ニュージーランド)
<フェザー級/5分3R>
川那子祐輔(日本)
ウ・チェンジェ(中国)
<ウェルター級/5分3R>
キム・フン(韓国)
ロバート・ワイタッカー(中国)
<バンタム級/5分3R>
エレネオ・ガリンデス(フィリピン)
マイケル・モーティマー(豪州)
<バンタム級/5分3R>
ダナ・バトゲレル(モンゴル)
ヴィンセント・シュウ(香港)