【BFC54】ミドル級も準決勝へ。ライト級ナサレにも注目
15日(土・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティのボードウォークホールで、BFC54が開催され、シーズン5ミドル級トーナメントの準決勝が行われる。
【写真】現在4連勝中で、通算戦線は41勝7敗のアレキサンダー・シュレメンコ。過去10試合で敗れたのは、ヘクター・ロンバードに挑んだBFC世界ミドル級選手権試合だけだ (C) KEITH MILLS
日本でもお馴染みのゼルグ・ベンケイ・ガレシックを115秒ギロチンで破った本命アレキサンダー・シュレメンコは、ビクトー・オドネルを、これも116秒TKOで秒殺したブライアン・ロジャースと対戦する。ともに打撃で攻めるタイプだが、守備能力はシュレメンコが上か。
もう一つの準決勝はブライアン・ベイカー×ヴィトー・ヴィアナ、ともに準々決勝は実力伯仲の対戦相手ジャレッド・ヘス、サム・アルビーと戦い、ベイカーは3RにTKO勝ち。ヴィアナはスプリットの判定勝ちを収めている。
今回の試合は打撃でベイカーが優位に立つことが予想されるが、ヴァンダレイ・シウバ率いるヴァンジ・ファイトチームで柔術を指導する傍ら、ヴァンジ魂を注入されるヴィアナが、ベイカーを喰う可能性もある。
現BFC世界バンタム級王者ザック・マコウスキーが、ノンタイトル戦でライアン・ロバーツと対戦。彼の王座に挑戦するためにバンタム級トーナメントが実施されている最中だが、どの挑戦者が出てきても、マコウスキーにとっては分の悪い実力者揃い。来るべき王座防衛戦に備え、トーナメントファイターがマコウスキーを意識するようになる試合をロバーツ相手に披露したいものだ。
ワンマッチではライト級で頭角を表しつつあるヘネ・ナサレが、ジェイコブ・カーワンと対戦。柔術ワールドカップ=コパドムンドの黒帯を制しているナザレは、これまでMMA10連勝中、かつてジョン・ジョーンズが在籍したチーム・ボムスクワッドで打撃とレスリングを磨いており、今後に要注目が必要なファイターだ。
■BFC54主な対戦カード
<ミドル級トーナメント準決勝/5分3R>
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
ブライアン・ロジャース(米国)
<ミドル級トーナメント準決勝/5分3R>
ブライアン・ベイカー(米国)
ヴィトー・ヴィアナ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国)
ライアン・ロバーツ(米国)
<ライト級/5分3R>
ヘネ・ナサレ(ブラジル)
ジェイコブ・カーワン(米国)