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【UFC LIVE】ローラー、不本意なストップに敗れる

2011.10.02

<ライト級/5分3R>
TJ・グラント(カナダ)
Def.3R2分12秒 by 腕十字
シェーン・ローラー(米国)

グラントをオクタゴン中央に、ローラーがサークリングを使いながら左フックを放っていく。距離を詰めるグラントに、ローラーは右アッパーをヒットさせる。直後、ニータップでテイクダウンを狙ったグラントだが、ローラーはギロチンで迎え撃つ。

首を引き抜いてサイドを奪ったグラントは、エルボーを落としていく。さらに左のパンチを落とすグラントの腕を巻き込んでトップを奪い返したローラーは、グランドが向き合ったところでカウンターのギロチンへ。

タイトに見えたギロチンを逃れただけでなく、スクランブルから立ち上がったグラントが勢いのあるパウンドを落とす。ガードから蹴り上げるローラーをパスし、再びサイドを奪ったグラント。ローラーのシングルを腹固めで受け止め、グラントが頭にパウンドを落としながら初回終了のホーンを聞いた。


2R、今度はローラーがオクタゴンの中央を取るが、グラントのプレッシャーにケージ際に追い込まれていく。テイクダウンを狙ったローラーに、グラントのニーが2発ヒットする。ダメージを受けながらも、組みついたローラーは、体を起こし鋭いアッパーを見せる。

距離を取ったグラントにローラーの右アッパーがヒット、打ち合いを嫌がったグラントがテイクダウンへ。ここでも得意のギロチンが極まらないローラーは、オモプラッタを狙うも担がれてパスを許す。

ガードから上半身を起こしたローラーは、グラントに腹固めを仕掛けながらも、体を大きく振りリバーサルに成功する。フックガードのグラントは、三角絞めを狙うが、ローラーもこれを担ぎパスを狙う。グラントもバックを伺うなど、隙を見せないが、ローラーがトップをキープする。すると直後に腕十字を見せたグラント。打撃×組み、目まぐるしいスクランブルが続く試合は最終ラウンドへ。

まずは左フックを見せたローラーが、さらに右から左ジャブを見せると、グラントが前に出てパンチを放っていく。気が付けば、ケージを背にしているローラーは、ここからアッパーを見せるが、グラントの右が彼のアゴを捉える。右ストレート、アッパーから組みついたローラーだが、今度はグラントがギロチンを見せる。

懸命に首を引き抜いたローラーだったが、直後にグラントが腕十字へ。ローラーの腕は伸び掛かっていたが、クラッチは残っている状態で、レフェリーのフェルナンド・ヤマサキは試合をストップ。手を広げて、不満の意を見せるローラー。観客は勝者グラントにブーイング。レフェリーの“口頭で参ったした”という見解に対し、彼もまた「試合中にアアァという声を上げるべきではない」と自らの勝利を強調した。

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