【Challengers19】メランコン、打&倒でポルテラ退ける
<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・メランコン(米国)
Def.判定3-0:29-28、29-28、30-27
フィリッピ・ポルテラ(ブラジル)
前に出て左右のフックを見せたメランコン。ポルテラは、真っ直ぐ下がりながらも同じくフック、さらに右ローを返していく。再び距離を詰めたメランコンだが、勢いが良すぎてパンチを放つ前に、体ごとポルテラにぶつかってしまう。
距離をとって左を伸ばすメランコンに対し、ポルテラはローからパンチを放つ。右ミドルから、スピードに乗ったワンツーを見せたポルテラだが、メランコンは勢いのある右フックを返していく。
飛び込んでパンチを見せるメランコンにカウンターを狙うポルテラ。これに対し、メランコンはダブルレッグからポルテラを大きく抱え上げ、スラムで叩きつける。バックに飛び乗ろうとしたメランコンに、胸を合わせたポルテラは距離を取る。前蹴りから左を伸ばすポルテラだが、メランコンはボディを打ち込んだ。
ポルテラのローで、やや体が捩じれたメランコンだが、残り時間が僅かになったところでポルテラのテイクダウン狙いを受け止め、そのまま後方に反り投げを決めた。
2R、至近距離のフックの交換で試合がスタートするも、直後にポルテラのローがメランコンの急所を直撃し、試合は一時中断する。再開後、再び両者のパンチが交錯し、メランコンがポルテラにプレッシャーを掛ける。
ポルテラも踏みとどまり、左フックから右ストレートを放つなど、決して打ち負けているわけではない。さらに左ジャブを伸ばすポルテラは、メランコンのシングルレッグを切って、首相撲からヒザをボディに突き上げる。
左ボディフックから右を伸ばすメランコンだが、初回と比べると動きが遅い。残り1分を切って、ポルテラがダブルレッグでテイクダウンを奪う。この試合で初めてトップを取ったポルテラだったが、メランコンがヒザをついている状態で顔面にヒザを放つ反則を犯す。インターバル後、怒りのメランコンは右フックを打ち込みダウンを奪って、初回に続きラウンドを取る。
最終回、ポルテラは引き続き右ローを放つが、逆転には大きな一発が必要だ。そんな状況でも、コンスタントにメランコンのフック、アッパーがポルテラの顔面を捉える。左ボディフックを綺麗に打ち抜いたメランコンは、距離を詰めて右フックを決める。
ポルテラもボディフックから右ハイキックを決め、連打でメランコンを追い込むと、攻め疲れから手数が減ったポルテラをメランコンがテイクダウン。パウンド受けつつ、立ち上がったポルテラだが、残り時間は80秒しか残されていない。
ヒザ蹴りを見せるポルテラに、メランコンが距離を取り決定機を作ることができない。そして、残り30秒となり、テイクダウンを決めたメランコンが勝利を決定的にした。