【UFC134】バルボーザ、打撃戦制してUFCで3連勝
<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ(ブラジル)
Def.判定2-1:29-28、29-28、28-29
ロス・ピアソン(英国)
開始早々、素早いパンチのコンビネーションを見せるピアソンに対し、バルボーザはスピード感溢れるハイキックを繰り出す。
遠い距離からアッパーを見せるバルボーサ。負けじと踏み込んで右を放つピアソン。距離が近づいても、遠くなっても打撃戦を繰り広げた両者、ラウンド終盤にはピアソンが組みついていくが、バルボーザはヒザ蹴りを見せる。
2R、素早い打撃の交換が続く。バルボーザの右ミドル、右ストレートが明確にピアソンを捉え、前に出てくるピアソンの攻撃はサークリングでかわしていく。それでも前に出続けるピアソンが、左ジャブをヒット。左から右フックを打ち込んだバルボーサは、左ハイでピアソンの前進を止めに掛かるが、ピアソンは右を伸ばして歩を前に進め続ける。
左ミドル、後ろ回し蹴りというバルボーサの攻撃に館内は沸くが、ピアソンはどちらの攻撃もブロックしている。完全に打撃戦となった試合は最終回へ。
3R、手が合うのか、同じようなリズムで軽快に攻撃を続ける両者。すると、ピアソンが右を打ち込み、シングルレッグで組みついていく。ワキを差し、ヒザを突き上げて距離をとったバルボーサは、さがりながらのファイトが目立ってくる。
間合いの外し合いが続くなか、両者クリーンヒットは少ないものの、緊張溢れる攻防が続く。ピアソンのテイクダウン狙いを潰し、蹴りを見せるバルボーサ。印象点で上回りたいが、さがり続け、時折りパンチを被弾しており、3Rは劣勢か。
ピアソンの右に、バルボーサも右を返す。残り20秒、後ろ回し蹴りを見せたバルボーサだが、テイクダウン狙いは失敗。ピアソンのヒザ蹴りも距離感が合わず、ここでタイムアップに。ジャッジの裁定はスピリットながらバルボーサを支持、ブラジルのストライカーがUFC3連勝を果たした。