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【TUF13】荒い乱打戦を判定で制したのはハービソン

2011.06.05

<ウェルター級/5分3R>
クレイ・ハービソン(米国)
Def.判定2-1:28-29、29-28、29-28
ジャスティン・エドワーズ(米国)

TUFシーズン13出演者同士の対戦。長身のハービソンに対し、開始直後にエドワーズが距離を詰めてフックから組みついていく。ヒザを突き上げるハービソンだが、エドワーズの反り投げでテイクダウンを奪われた。

ケージを背に立ち上がったハービソンに、エドワーズは再び組みついてシングルレッグからテイクダウンに成功。立ち上がり際に再び、背中を付けられたハービソンはエドワーズのダースチョークを防ぎながら立ち上がる。序盤の猛攻でやや疲れを見せたエドワーズにパンチを見舞ったが、直後にまたもテイクダウンを奪われる。

スタンドに戻ると、エドワーズの投げが崩れてハービソンがトップに。エドワーズはヒールフックを仕掛け、相手に体をねじってエスケープを図られたところでトップへ。ガードから腕十字という一連の流れのなかで、再度ガードを強いられる。それでも腕十字を仕掛けるなど、ラウンド終盤まで攻める姿勢を見せ続けた。


攻め疲れもあり、コーナーマンに「ペースを落せ」と指示を受けたエドワーズは、ローを放ってやや待ちの姿勢。ハービソンは右を伸ばし、組みついてくる相手に首相撲からヒザをボディーへと突きあげる。両ヒザをついて、テイクダウンを狙ったエドワーズだが、やはり動きは鈍く力も感じられない。ハービソンはシングルを潰してヒザをボディーに見舞い、立ち上がり際にもニーを放つ。

逆にヒザを見せたエドワーズ。動きは落ちたが、ここでも果敢にスピニング・バックキックを仕掛けていく。距離ができると、打撃戦を嫌がり組みつきにいくが、ハービソンのパンチを被弾する数が増えてきた。ケージ際でパンチを受けると、テイクダウン狙いやバックキックで掛け逃げのように時間を稼いでいると、ハービソンの動きも落ちてきており、苦しい2Rを乗り切ることができた。

最終回、ここでも前に出たエドワーズだが、ハービソンの右を受けて腰が落ちる。試合を決めにいくハービソンのパンチも荒く乱打戦に。打ち合いでは劣勢のエドワーズがテイクダウン狙いに切り替えるが、ここでトップを奪われた。ハーフからエルボーを落すハービソンに、もはや青色吐息のエドワーズは、腕を巻き込んでなんとかパウンドを防ぐ。

エドワーズの三角絞め狙いに、右のパンチを落したハービソンは腕十字を防ぎ、サイドへ。パスを嫌がりを背中を見せて立ち上がったエドワーズは、ハービソンの疲れに乗じテイクダウンに成功。今度はトップから攻めるエドワーズがパウンドで攻め込む。立ち上がったハービソンもヒザで応戦だ。

残り90秒、ヒザをボディーに受けたエドワーズがローから左をヒットさせる。前に出られなくなったハービソンをケージに詰めたエドワーズがテイクダウンからバックへ。前方に落とされたエドワーズは草刈りスイープで立ち上がると、またもテイクダウンに成功。パウンドを落とし、バックに回り込んだところで試合は終了した。互いにスタミナが切れかかる中で、荒い攻撃を仕掛けあった一戦はスピリットでハービソンが判定勝ちを手にした。

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