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【UFC122】サダローが勝利、打撃と距離で終始優勢に

2010.11.14

■第8試合 ウェルター級/5分3R
アミール・サダロー(米国)
Def.3R終了/判定
ペーター・ゾボタ(ドイツ)

左ストレートから右フック、右ハイを見せたゾボタに対し、サダローも右ハイを返していく。組みついたゾボタには、場内から「ソボタ」コールの後押しが起こる。ケージでの組み合いから、離れ際に左右のフックを見せたゾボタだったが、距離を詰めて放たれるサダローのパンチを受けるシーンも目立ってくる。

左ローから右フック、ヒザ蹴り、さらにローと勢いに乗ったサダローだが、ハイキックをかわされバックを許してしまう。胸を合わせたいサダローは、時間を掛けて向き合うと、ゾボタのシングルレッグ狙いを切り、ラウンド終盤には得意の前蹴りも見せ、自らのラウンドとした。


2R、ローの連打、右ハイ、前蹴りと多彩な蹴りを見せるサダローに対し、ゾボタは後ろ回し蹴りを見せて歓声を浴びる。ローを織り交ぜ、距離を取ろうとするサダローは、ゾボタのテイクダウン狙いに、尻もちを一瞬ついたところで立ち上がり、縦回転の蹴りを見せるが、バランスを崩してサダローの追撃を受ける。

3R、右ロー、右前蹴り、左ロー、さらに右ローとゾボタの前進を止めにかかるサダロー。ローキックでは、遂にゾボタの体が崩れる。スピニングバックキックで、流れを自分のモノにしたいゾボタだが、いかんせん手数が少ない。サダローが左から右ストレートを伸ばすと、ゾボタは真っ直ぐ後ろに下がり、フォローの一発を顔面に受ける。

残り20秒となると、サダローはヒザからミドルを見せ、ゾボタに自分の距離で戦わせることなく、試合はタイムアップに。判定の結果、サダローがフルマークでゾボタを下した。

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