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【BFC32】ヘビー&バンタム級トーナメント、決勝の行方は?

2010.10.14

いよいよ佳境に入ってきたベラトールFCシーズン3。14日(木・現地時間)にミズーリ州カンザスシティのパワー&ライトディストリクトで開催されるBFC32の公開計量が、13日(水・同)にザ・カンザスシティ・マリオット・ダウンタウンで行われた。

8月16日(木・同)以来、2カ月振りに同所での開催となるBFCだが、ショッピングモールの一角にケージを置いて、行われる光景も見慣れたものとなってきた。目の肥えたBFCファンの眼前で行われる当大会では、シーズン3で争われてきた3階級のトーナメントのうち、2階級=ヘビー級&バンタム級の決勝戦が行われる。

ヘビー級決勝はネイル・グローブ×コール・コンラッドの対戦となる。全体的に低調だったヘビー級トーナメントで、一人気を吐いていたグローブ。これまでの2試合の合計タイムは、僅か2分13秒、圧倒的な打撃の強さを見せている。


一方、低調なトーナメントの象徴といえるコンラッドは、その前身となるレスリングの技量を生かし、抜群のテイクダウン能力を見せるものの、そこからの攻め手がなく、トップキープで勝ち上がってきた。勝敗の鍵はグローブのテイクダウン・ディフェンス、コンラッドに組みつかせずにパンチを打ち込むことができれば、3試合連続秒殺TKO勝ちでトーナメントを制することも十分にあり得る。

また、バンタム級決勝戦は、軽量級らしくスピード感あふれる一戦になるだろう。ニック・ママリス、敗者復活となったブライアン・ゴールズビーといういきのよいファイターの動きを、さらに上回る動きで、決勝進出を果たしたザック・マコウスキー。対するは、ゴールズビーとジョゼ・ベガとの接戦を制したエド・ウェストだ。

ゴールズビー戦、ベガ戦を見る限り、底を見せていないウェストを、「エドはオールラウンダーで、テイクダウンを奪ってもそこからの攻撃がある」と警戒するマコウスキー。とはいえ、テイクダウン能力で上回り、決勝ではエルボーの使用が解禁されることを考慮すれば、マコウスキー有利といえるだろう。

■Bellator32 主要カード計量結果は下記の通り

<ヘビー級トーナメント決勝戦/5分3R>
コール・コンラッド:264ポンド(119.7キロ)
ネイル・グローブ:263ポンド(119.2キロ)

<バンタム級トーナメント決勝戦/5分3R>
エド・ウェスト:134.25ポンド(60.8キロ)
ザック・マコウスキー:134.25ポンド(60.8キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ライアン・トーマス:169.5ポンド(76.8キロ
ジム・ウォールヘッド:168.75ポンド(76.5キロ)

<165ポンド・キャッチウェイト/5分3R>
クリス・ペイジ:166.5ポンド(75.5キロ)
マイケル・チャンドラー:164.5ポンド(74.6キロ)

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