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【LFA186】ミドル級王者ベコエフが、フォックスワースから失神KO勝ち。「これが僕のフィニッシュだ」

<LFAミドル級選手権試合/5分5R>
アザマット・ベコエフ(ロシア)
Def.2R4分32秒by KO
チャンシー・フォックスワース(米国)

タッチグローブを拒否したフォックスワース。ベコエフは右ローを蹴り、左ハイを見せる。フォックスワースはUSAチャントを背に、右ハイを蹴って行く。そのミドルに右を合わせていったベコエフは左フックを振るい、右ロー。距離を詰めたフォックスワースとクリンチの展開になるも、テイクダウンは狙わず離れる。

直後に右をヒットさせたベコエフは、腰が落ちたフォックスワースにもう一発右を当ててダウンを奪う。フォックスワースのガードの中に入ったベコエフは腕十字狙いを防ぎ、パンチからバックに回ってRNCを狙う。スピンして防いだフォックスワースは、胸を合わせて立ち上がる。チャンピオンは首相撲からヒザ蹴りも、ケージに押し込まれる。ボディロックのチャレンジャー、ウィザーで耐えたベコエフが体を入れ替える。フォックスワースが押し返し、ケージ中央で離れる。直後に組みにきたフォックスワースがシングルレッグへ。挑戦者はパンチを見せて組み直す。ベコエフもパンチと組みが繰り返される展開に、いきなり訪れたチャンスを逸した。

2R、右ローを蹴ったベコエフ。フォックスワースは右を振るって組みつくと、一気にテイクダウンを奪う。背中を見せたチャンピオンは、絞め狙いに一度背中をつけて即レッスルアップへ。胸を合わせた状態でケージを背負うベコエフは、回って離れると右を被弾する。フォックスワースのワンツーにシングルレッグに出たチャンピオンが、軸足を払ってテイクダウンを奪う。

フォックスワースがキムラからスイープ狙い、これを防いだベコエフは三角絞めも担いでサイドで抑え、自らハーフに戻る。まずはトップを維持したベコエフが左エルボーを落とす。改めてパスを決め、上四方からノースサウスチョーク狙いもフォックスワースがスクランブルから右腕を差して、ケージに王者を押し込む。残り40秒でブレイクが掛かり、果敢に踏み込んだフォックスワースのアゴをベコエフの右オーバーハンドが打ち抜く。

この一発でフォックスワースは失神。王座防衛に成功したベコエフは「最初に失神しているのに気づかず、殴りにいったことを謝罪したい。LFAがこの機会を与えてくれたことに感謝している。フィニッシュが必要だと言われていて、できた。ミック・メイナード、これが僕のフィニッシュだ。もうUFCで戦えるだろう?」と話した。


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