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【ONE FN01】平田樹と対戦、中国散打女戦士=リン・フーチン「彼女は組んでくる。絶対よ」

【写真】ちょっと意外なところで大きな声をあげて笑っていたリン・フーチン。以前は伊達メガネだったが、今は本物だそうです。そして拳の握り方が良い (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FN01「Moraes vs Johnson 2」で、平田樹と対戦するリン・フーチン。

(C)ROAD FC

6年前にRoad FCでNORI(当時Date)と対戦経験もある中国の散打出身ストライカーは、確かな打撃の腕前と総合力で平田戦に向けは確かな自信も伺わせた。

そして平田の打撃特訓をトリックだと言い切ってしまった……。


──土曜日の朝に平田樹選手と戦います。今の調子を教えてください。

「調子は最高よ。計量が残っているけど、ここにパスすればもう勝利を半分手にしているようなモノね」

──フーチン選手は前回、キックの試合にも出ました。今、キックとMMAどちらを中心に戦おうと思っているのでしょうか。

「私はキックもMMAも問題なく戦えるわ。散打出身だし、散打がどれだけ優秀なストライカーを生んできたかは分かってもらっているはず。MMAに関しては、面白そうだから始めたんだけど……。そうね、今もキックの方が戦いやすいわ。でもMMAを戦う方が興味深いし、楽しいの。それにMMAを戦うことは、よりチャレンジングね」

──現状、グラップリングのスキルはどれぐらい上達していると考えていますか。

「今はグラップリングの展開になっても、十分に戦えるわ。今回、イツキとの試合が決まった日から、グラップラー対策を始めて。キャンプを通して、グラップラーと戦うことに何も問題を感じることはなくなったわ」

──それはグラップリングに力を入れてきたということですか。

「そうね。ノーギも道着もどちらも練習を続けているわ。レスリングが好きだし、本当にグラップリングには力を割いてきている。でもね、グラップリングを優先するなんてことはないわ。あくまでも打撃で戦う。そのためのグラップリングのトレーニングよ。

打撃が多い方が、ファンも喜んでくれるしね。とはいってもイツキは優秀なグラップラーだし、彼女と戦うためにグラップリング対策をしていることも確かよ。イツキは凄くクール・ガールでタフな戦いをしている。それが彼女に対しての第一印象ね。凄く見た目もクールで、グラップリングの技術は高いと思う」

──その平田選手は今回の試合に向けて、NYでファイトキャンプをして打撃に力をいれてきたようです。

「それは私も聞いているわ。本気で彼女が私と立ち技でやり合いたいなら大歓迎よ。でも、そんなこと絶対にないわ。結局は試合になると組んで、レスリングやグラップリングで勝負をしてくるはず。例え打撃戦を挑んできたとしても、何も彼女の打撃に神経質になる必要もないしね」

──個人的には今、平田選手がフーチン選手に勝つには組み技の勝負をした方が良いですし、フーチン選手が平田選手に勝つには徹底して組みを避けて打撃に徹するべきだと思います。

「私はイツキが打撃で来ようが、レスリングで来ようが構わない。でもね、1カ月や2カ月間の打撃の特訓で、彼女がグッドストライカーになれるわけがない。だって、以前の試合では彼女の打撃に見るべきところはなかったもの。だから、この試合も以前のように彼女は組んでくる。絶対よ。

選手ってメディアの前では、本音とは違うことを口にするじゃない? 罠を仕掛けたくて。イツキが打撃で勝負したいなんて言っても、聞き流すわ。何より対戦相手が何をしてくるかよりも、自分がどう戦うのか。しっかりとゲームプランを実行するだけよ」

──では自信のほどを教えてください。

「100パーセントよ(笑)」

──土曜日は朝に試合をすることになります。会場入りも相当早くなるかと。

「大きな問題じゃないわ。朝に試合をするために、色々と調整してきたから。その分、早く眠るようにしているし、いつも通りに戦うだけよ」

──今、シンガポールは午後9時前かと思います。そろそろお休みの時間ですか。

「アハハハハ。そうね。もうベッドに入らないと(笑)」

──では平田選手とどのような試合をしたいと思っていますか。

「世界中のファンに喜んでもらえる試合がしたいと思っているわ。この試合で勝つことは、私のキャリアで本当に大切なことで。この大会で試合をすることで、世界中の人が私を知ることになる。だから、パンチで倒す。KO勝ちするわ」

──最後に日本のファンに一言お願いします。

「えっ? 日本のファンに? アハハハハハ。日本のファンの人はイツキの応援することは分かっているけど、でも私たちの試合に注目してくれていることに感謝しているわ。イツキと良い試合を見せて、これをきっかけにして、日本の人たちに応援してもらえるようになりたいわ。謝謝」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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