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【KSW60】目まぐるしいグラップリングウォーズ。スロバキアのバルボリクがRNCでKSW一本勝ちデビュー

<フェザー級/5分3R>
ヴォイト・バルボリク(スロバキア)
Def.2R2分30秒by RNC
クシュフトフ・クラチェク(ポーランド)

12勝1敗──現在9連勝中で、9試合全て一本勝ちというスロバキアの柔術茶帯グラップラーのバルボリク。東欧で注目のフェザー級ファイターがワンツーからローを蹴る。さらい前に出てボディストレートを見せる。長い距離でのパンチクラチェクがシングルレッグを合わせたテイクダウン成功素する。シングルからスクランブルに持ち込んだバルボリクが、逆にバックに回り寝技に持ち込む。

サイドバックからクレイドルに対し、引き込んだクラチェクは右腕を差して立ち上がり、スクランブルで上を取り切る。バルボリクの三角を担いで、パス狙いからバックを伺ったバルボリク。バルボリクはすかさず胸を合わせてトップでエルボーを打ち込む。クラチェクはガードを捌かれ、バックを譲ると後方からパンチを受ける。

クラチェクは再び引き込むが、パス狙いに亀になり両足のフックを許してRNCを狙われる。エルボーでカットされたか、大量の流血が見られるクラチェクは絞めを許さず、バルボリクが一旦はバックコントロールに戻る。もう一度ワンフックから両足をフックしなおしたバルボリクが背中を伸ばしていくが、クラチェクが胸を合わせてトップからパウンドを落としたところで初回が終わった。

2R、蹴り足を掴んだクラチェクがテイクダウンを決める。直後にスクランブルから上を取り返したバルボリクだが、クラチェクもブリッジでリバーサルを決める。バックに回ったクラチェクに対し、胸を合わせたバルボリクがダブルレッグを仕掛ける。クラチェクはここで引き込み、ハーフで背中をマットにつける。

初回のようにすぐにスクランブルに持ち込めず、背中をつけたクラチェクが蹴り上げを狙う。捌いてパス狙いから、バックに回ったバルボリクが正座状態のクラチェクにパームトゥパームから後方に倒れこむ。クラチェクがタップし、グラップリングウォーに終止符が打たれた。

KSW初陣で見事な一本勝ちをしたバルボリクは「家族とチームに感謝している。彼は本当に強かった。だから急がずにフィニッシュできるタイミングを探っていたんだ」と話した。


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