この星の格闘技を追いかける

【PFL2019#06】アリ・イサエフが3点を加点しプレーオフへ。石井慧は8位でロショルト戦に

<ヘビー級/5分3R>
アリ・イサエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
カール・シウマヌタファ(西サモア)

まず右ミドルハイを見せたイサエフが、左ローを入れる。シウマヌタファも右ローを返す。イサエフは後ろ回し蹴りを頭部、胴に当てていく。右オーバーハンドを見せてシングルレッグに出たイサエフは、シウマヌタファのギロチンに上体を起こして防ぐと右のパンチを連打する。ハーフでパンチを被弾し続けたシウマヌタファはマウントを取られ、続く肩固めにサムアップを見せる。ストレートアームバーからサイドに戻ったイエサフが初回を圧倒した。

2R、飛び込んで右フックを見舞ったイサエフがシングルへ。ここも頭を抱えるシウマヌタファだが効力はなくイサエフが、苦も無くハーフでトップを取る。左腕を差して、潜るシウマヌタファはエルボー禁止ルールにパンチを被弾する。潜るのを諦めたシウマヌタファをコントロールしながら殴るイサエフは、レフェリーのブレイクに不満気な表情でスタンドに戻る。

汗が光り、呼吸が大きくなっているイサエフは右ローでバランスを崩す。立ち上がるのを待っているシウマヌタファは、組まれてケージに押し込まれシングルからバックを許す。腰にヒザを入れたイサエフは、胸を合わせてきたシウマヌタファケージに押し込みダーティーボクシング、勢いは落ちたがイサエフがこの回も取った。

最終回、シウマヌタファが左フックを振るって前に出る。イサエフは右ハイを繰り出し、その後も蹴りで距離を保つ。シウマヌタファもテイクダウンを警戒してか、逆転を賭けて攻めに行かずスタンドで膠着状態が続く。イサエフはここでも後ろ回し蹴りを見せたイサエフは、距離を保って時間の経過を待つ。残り80秒になり、シングルに出たイサエフはシウマヌタファをケージに詰めて、テイクダウン。シウマヌタファはキムラを狙うが、しっかりとクラッチしたイサエフが、これを許さずタイムアップに。

問題なく判定勝ちを収めたイサエフは、合計ポイントを6Pとしプレーオフへ。石井慧は変わらず8位で9位のジャレット・ロショルト戦を迎えることになった。


PR
PR

関連記事

Movie