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【ONE86】世界ストロー級王者パシオに挑戦、猿田洋祐─02─「田丸を克服できたのか、それが次の試合」

Yosuke Saruta【写真】がぶりからのヒザ。ここが勝負の焦点になるかもしれない。がぶりは相手の組みに対してだけでなく、猿田の攻撃からも使える(C)MMAPLAET

1月19日(土・現地時間)にインドネシアはジャカルタのイストラ・セナヤンで開催されるONE86 「Eternal Glory」で、ジョシュア・パシオの持つONE世界ストロー級王座に挑戦する猿田洋祐インタビューPart.01。

猿田の1日をAmeba TVが制作するドキュメンタリー番組= ONE DAY が追うなか、猿田に世界挑戦の話を訊くと、12月のアレックス・シウバ戦前にHEARTSの同門である魚井フルスイングとひと悶着があったことが明らかになった。

そのシウバ戦の勝利で、世界王座への挑戦権を手にした猿田にパシオ対策を訊くなか、再び魚井の怒りがぶり返してきた。

<猿田洋祐インタビューPart.01はコチラから>


──2週間前のオファーだったシウバ戦は3Rでした。今回は準備期間は倍ありますが、世界戦のラウンド数は5Rです。そしてパシオはもともと5Rの練習を積んでいます。

「前の試合が終わってから1週間もおかず、練習を再開していたので問題ないです。3Rの試合の時でも、自分は5Rをイメージしてスタミナなど準備してきたので。逆に5Rの方が得意です。5Rってキツイですけど、キツイところで勝負したいんですよ」

──ここ半年の試合を振り返るだけでも、パシオの所属するチーム・ラカイのファイターは5Rで勝つスペシャリストのような集団となっています。

「ラカイのことは詳しく分からないです。みんな、チャンピオンで打撃、ああいう関節蹴りとか変則的な蹴りを使うというぐらいで。でも、これは全部つながっていますよ。田丸戦で後ろ回し蹴りで負けたのも」

──おお、そういう風に捉えることができるのですね。

「田丸を克服できたのか、それが次の試合です。田丸戦の負けは僕のなかに残っています。後ろ回し蹴りでKO負けしたことが経験になっている。次は大丈夫です」

──力強い言葉です。パシオのペースにさせないためにも、重要になって来るポイントはどこになるでしょうか。

「打撃が得意な相手なので、そこで逆にアドバンテージを取って後手に回らせたいです。彼らのスタイルで戦わせないように戦って、最終的に組みに持っていく」

──あの印象点稼ぎの回転系の蹴りなどは、ポイントを頭にいれると厄介かと。

「盛り上がりますからね、あの派手な動きで会場も」

──パシオを研究するうえで最もチェックした試合は誰との戦いでしたか。

「やはり、のび太戦ですね。一番最近の2度目の方です。初回にオーソ同士なのに、パシオが右のミドルを効かせました。右を蹴るんだなと思いましたね。そういうセオリーでない動きをするところは注意が必要ですし、1Rと2Rはスピードも速い。それでも2R終盤から3Rになるとスピードもパワーも落ちます。

そこでしっかりと殴る、ポジションを取ることができればと思います」

──のび太選手がそうできなかったのか、パシオがさせなかったのか。

「自分の寝技とのび太選手の寝技は違うので、自分の方がハマるんじゃないかというのはあります」

──テイクダウンを防ぐよりも、下になった時の対応の方を研究していたようにも感じました。そうなると猿田選手の狙いはどこになるでしょうか。

「それが練習でやっていた攻防ですね。がぶりの攻防、ONEでしか許されていない寝技のヒザだとか使っていきたいです」

──もちろん、猿田選手自身もその攻撃を受ける可能性はあるのですが、ONEの方が修斗の採用するユニファイドMMAに準じたルールでの戦いより得意そうに見えました。

「そうですよね、上手く戦えました。立ち際のヒザ蹴りなんかも自然と出すことができたので……合っていますよね」

──ところで話をぶり返してしまいますが、試合直前にセコンドの魚井フルスイング選手と喧嘩になるような精神状態だった。そこをファイトに集中できるようになったのは、どの時点だったのでしょうか。

「喧嘩した直後にトイレに頭を冷やしに行って、そこでスッキリしました(笑)」

──トイレは、そのようなスッキリな仕方もあるのですね(笑)。

「試合の10分ぐらい前です。お互いに顔を突き合わせて、『おい、やんのか』みたいな雰囲気になっていて。アハハハ」

──控室なのだから、これから試合をする選手もいただろうし。もう前代未聞ですよね。

魚井 赤コーナーの控室にいる色んな人が『大丈夫?』っていう空気になっていました(笑)。『どないしたん?』みたいな。

「ムエタイのスーパースターとかが、ビックリしちゃって。迷惑かけてしまいました(笑)」

魚井 喧嘩じゃなくて、八つ当たりですから。だって控室について荷物を置いていたら『広げないで!!』って。そっからですよ。

「アハハハハハ」

魚井 横でね、タイ人が爆音でスマホを聞きながら寝転がっていることは文句言わへんで。俺がちょっとトランクスを置いといたら、『ちゃんとしまって』とか言うてくるし。

「そりゃあ、他の選手には文句は言えないですよ」

魚井 ホテルから会場に向かう直前に、バナナが要るっていうから急いで買いに行って。で、控室についたらバナナと水が山盛り用意されてて。

「なんかバナナがしっかりと用意されていたんですよね(笑)」

魚井 そうしたら、こっちが買うてきたバナナには全然口つけへんで。

<この項、そして魚井フルスイングの憤りの言葉は続きます>

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