【Gladiator X Demolition02】体重超過&変則タイトル戦、2P減点マッチでMIKEがフェザーのベルト巻く
【写真】ジムオープンに励みをつけたMIKE。試合後にタイトル戦でなく、そしてタイトル戦でもジム開き前なら試合をしていなかったと話していた (C)MMAPLANET
2日(日)に大阪府堺市の堺市産業振興センターで開催されたGladiator × Demolition 02から、タイトルマッチの模様をレポートしたい。第3回は体重問題に揺れたグラジエイター・フェザー級選手権試合の模様をお伝えしたい。
<GLADIATORフェザー級選手権試合/5分3R>
MIKE(日本)
Def.2-1:28-27.28-27.27-28
大道翔貴(日本)
前日の計量計上に姿を見せず、5時間近く遅れて特別な図らないで体重を図ると71.7キロだったチャンピオンの大道。MIKEが対戦を望み、彼が勝利した場合のみ試合が成立するという変則タイトルマッチが組まれることとなった。
序盤の打撃戦でしっかりとガードを上げるMIKEに対し、大道がローを入れる。MIKEもテイクダウンのフェイクを織り交ぜ、一度の踏み込みと一発のパンチというタイミングを計った攻撃でパンチを当てる。大道は組んでテイクダウン狙いからバックを取ったところで初回が終了。MIKEがパンチで優勢とした。
2R、距離を詰め圧力を高めた大道、それを迎え撃つMIKE。勢いのあるローを入れ、初回と比べると積極的に攻める大道は、首相撲でヒザをボディに突き上げ、腕と体を斜めに倒し腹を守る仕草を見せたMIKE対して攻勢を強める。
逆に首相撲にとったMIKEだが、ボディを被弾。ヒザを返してラウンド終了を迎えた。
3R、首相撲からヒザを入れたMIKEが離れた大道に右ストレートを当てる。大道も首相撲からヒザでボディを攻撃し、左ミドル。クリンチの攻防でケージに押し込もうとした大道をいなしたMIKEががぶりからバックを狙うが、すかされて亀の態勢になり逆にサイドバックを許してしまう。
シングルを取ろうとするMIKEの足首を掴んで潰し、バックを伺いつつトラックポジションに入った大道が、ヒザ固め、レッグスプリット、さらにツイスターの機会を伺う。上体を起こしたMIKE。足と腕が絡み合った位置取りから、胸を合わせてシングルレッグへ。大道がこれを切り、スタンドへ戻るとMIKEがシングルレッグを狙う。
肩に乗って潰し、正対した大道の右足を外さないMIKEだったが、頭が突っ込みすぎで、大道がボディコントロールから再びトラックポジションへ。ここではバックを取った大道はMIKEの起き上がる力を利して、バックスープレックスを2度決める。
最後も大道が絞めを仕掛け、パンチを入れてからバックへの投げを狙い崩れたところでタイムアップに。
大道が終盤に猛攻を見せたが、ここで彼にはレッドカードで2Pのペナルティがあったことが場内に知らされる。結果、スプリットでMIKEが勝利。ベルトを巻いた新チャンピオンは「奈良にジムをオープンします。奈良の人、皆来てください」と11月1日オープンのM3AFITのアピールをしてケージを後にした。