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【JBJJF】関東オープン&東日本マスター出場=石橋佳大─02─「フィジカルとスクランブルで勝つ」

keita ishibashi【写真】この闘志をマットに持ち込んでくれるに違いない石橋佳大(C)MMAPLANET

21日(土)、東京都墨田区の墨田区総合体育館で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)主催の「第11回関東柔術オープントーナメント」が、翌22日(日)には第2回東日本マスター柔術選手権が開催され、この両大会に出場する石橋佳大インタビュー後編。

前プロ修斗環太平洋バンタム級チャンピオン、激闘王のルーツは意外にも柔術、そしてミヤオ兄弟が柔術熱を高めたという以外が過去が明らかとなった。MMAと柔術は別モノ。「柔術で激闘が想像できない」という石橋の内面の激闘が期待される。そんな石橋と柔術の関係とは──。
Text by Tsubasa Ito

<石橋佳大インタビューPart.01はコチラ


――柔術に関しては、一時格闘技から離れていた2012年にミヤオ兄弟を見て熱が高まったと伺っています。

「その時は完全にMMAから離れている時期で、柔術もジムで初心者向けに基本の動きを教えるくらいだったんです。そんな中で当時茶帯だったミヤオ兄弟が日本に来ると聞きました。そんなに凄いヤツなのかなと思ったら、もう本当に凄いヤツでで(笑)。

これは直接戦ってみたいなと思って2012年8月の「DUMAU JIUJITSU CHAMPION SHIP」に出たんですけど、僕もたまたま勝ち進めてパウロと当たったんです。見た目はヒョロヒョロしているので本当に強いのかなと半信半疑の部分もあったんですけど、当たってみたら台風に巻き込まれるように負けて、これは凄いなと思いました」

――ミヤオ兄弟のモダン柔術の動きは、MMAに取り入れることはありましたか。

「取り入れたいと思って練習でも使うんですけど、なかなか難しいですよね。でも、ベリンボロの練習を始めてからはMMAでもバックを取れるようになった気はします」

――MMAにも還元できているのですね。現在は所属するDURO GYMの練習以外で出稽古などは行っていますか。

「DURO GYMではたまにスパーリングに混ざるくらいで、柔術はあまりやっていないですね。千葉県の君津市にあるアンダーグラウンドという道場に、週2回くらい出稽古に通っています。

夜になればまわりが真っ暗になるような場所で、看板も出していないので知る人ぞ知るという感じなんですけど、黒帯とか茶帯の選手がたくさんいて、みんな体も大きいんです。その人たちとガチスパーばかりやっています」

――それはおもしろいですね。

「そうなんですよ。虎の穴みたいな(笑)。僕も全然知らなかったんですけど、たまたま人から聞いて知りました。20年くらい前に、もともとキックボクシングをやっていた柔術好きの人たちが集まって始まったみたいです」

――どのようなメンバーがいるのですか。

「黒帯ではマスターで出ている西村淳選手がいて、茶帯では内堀裕司選手や関根貴栄選手もいます。あとは内堀裕斗というJ-NETWORKでキックのチャンピオンだった選手が、そこで柔術を始めました。白帯ですけど、すでにめちゃくちゃ強いですね」

――石橋選手は今、どのようなルーチンで練習しているのでしょうか。

「今は週7日(笑)ですけど、一日に2部練習をやる時もあるので、回数で言えば9回とか10回くらいですかね」

――ところで2009年にMMAでプロデビューされる以前から、柔術の練習はしていたのですか。

「ハイ、2007年の3月まで青森の八戸で学生をやっていたんですけど、柔術は17歳の時にパラエストラ八戸で始めました。上京して就職してDURO GYMに入り、最初は柔術クラスがなくて、打撃ばかりやっているうちにMMAの試合も出たいなと思うようになっていったんです」

――そもそものバックボーンが柔術なのですね。

「その時から格闘技をやりたいと思っていたんですけど、当時は寮に入っていて外のジムに行くのが難しかったので、柔道部にも所属していました。全然本格的ではないんですけど。テイクダウンと飛びつき十字ばかり練習していました」

――もはや別の競技ですね(笑)。もともと格闘技が好きだったのですか。

「格闘技もプロレスも好きでした。プロレスは三沢光晴さんが大好きで、全日本プロレスとかNOAHを見ていました。僕の『激闘』の原点です」

――なるほど(笑)。では最後に東日本マスターと関東オープンへの意気込みをお願いします。

「MMAの中では僕はグラップラーというイメージがあると思うんですけど、柔術の中に入ったら普通の選手だと思うので、フィジカルとスクランブルで勝っていこうかなと思っています」

――MMAの世界では『激闘王』と呼ばれる石橋選手ですが、柔術でも激闘王を目指しますか。

「それ、聞かれるかなと思っていたんです(笑)。柔術の『激闘』はあまりイメージがつかない部分はあるんですけど、とにかく一本のアタックはずっと続けていきたいと思います。MMAと同じように『明るく激しく楽しい』柔術を貫きます!」

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