【Bellator189】柔術世界王者ラファエル・ロバトJrが、蹴り多用でハニーカットを破る
<ミドル級/5分3R>
ラファエル・ロバトJr(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
クリス・ハニーカット(米国)
打撃戦で蹴りを多用するロバトJrは、その蹴り足をキャッチされてマットに背中をつけるがハニーカットは寝技には付き合わない。試合がスタンドに戻ると、ローやヒザ蹴りをカウンターでロバトJrが繰り出す。組まずに打撃を続けるロバトJrに対し、逆にハニーカットが組みつきバックへ。
アームロックの仕掛けを見せつつ胸を合わせたロバトJrが頭を抱えにいく。懸命に背中を伸ばして耐えるハニーカットに、ロバトJrは大外の素振を見せる。頭を抜いたハニーカットにヒザ蹴り、左フック、ヒザ蹴りをロバトJrが繰り出し初回が終わった。
2Rも蹴り技を織り交ぜて打撃戦を続けるロバトJrに対し、パンチでなく組みにいくハニーカット。そこでギロチンを狙いつつ大外を仕掛けるという流れが続く。試合を通して3度目のこの流れになった時にロバトJrのヒザ蹴りに対し、ハニーカットがテイクダウンを奪うことに成功する。
腕十字を2度防いだハニーカットだが、寝技を続けることはなくスタンドへ戻る。ここでフックとアッパーを入れたロバトJrは、ボディロックからバックを許すとキムラクラッチで胸を合わせにいく。クラッチが外れたところでラウンド終了を迎えた。
最終回、ジャブから右アッパーを狙うロバトJrが、左ハイを繰り出す。軽く飛び上がりヒザ蹴りを狙うロバトJrに組みに行くハニーカットは、またも頭を抱えられる。寝技を付き合わず、テイクダウンでなくクリンチを続けるハニーカットは、その後がないだけに組みに勢いが感じられない。
対してロバトJrはハイキックを見せる。これをキャッチしたハニーカットがレッグリフトも、どうしてもここで攻撃は止ってしまう。離れたハニーカットは、ついにミドルをキャッチしてテイクダウンを奪う。ギロチンから右を差して立ち上がったロバトJrが、小手投げを打ち離れる。と、残り1分40秒でロバトJrがダブルレッグで尻餅をつかせる。
即立ち上がったハニーカットが逆にダブルレッグでテイクダウンを奪う。スイッチ狙いのロバトJrだが、左足が畳まれていて起き上がることができない。そのままケージ際までハニーカットが押し込むも、ロバトJrがコブラでタイムアップまで耐え切り判定勝ちを決めた。