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【Deep Cage】ストロー級GP決勝=カン・サトー戦へ、小島壮太<01>「自分のスタイルを貫き通す」

souta-kojima【写真】柔道一家に育ったストライカー、小島壮太。初代DEEPストロー級王座決定戦直前の心境とは (C)TAKUMI NAKAMURA

18日(火)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP CAGE IMPACT 2016 in Korakuen。同大会のDEEPストロー級GP決勝でカン・サトーと対戦する小島壮太。

柔道仕込みの投げ技とボクシングを融合させたファイトスタイルでプロの舞台で喫した黒星はわずか2つ。フライ級王座戦で元谷友貴に敗れたことをきっかけにストロー級での王座獲りに照準を定め、GP1回戦では阿部博之をフロントチョークで斬って落とした。

タイトルを目の前にしても「対戦相手の映像すら見ない」、「いかに自分のスタイルを貫き通すことが大事」と言う“超自然体”小島に話を訊いた。


――18日のDEEP CAGE後楽園大会でストロー級GP決勝に臨む小島選手です。試合まで約一週間、仕上がりやコンディションはいかがですか。(※取材は10月10日)

「仕上がりは順調で、あとは減量ですね。前回からストロー級に階級を下げて、フライ級時代からは4.5キロ違うんで、ぶっちゃけ前回はかなり苦戦したんですよ(苦笑)。だから今回はもっと計画的に考えながら、慎重に体重を落としていますね」

――改めてストロー級に階級を下げた理由を聞かせてもらえますか。

「やっぱり元谷(友貴)選手にタイトルマッチで負けて、次のチャンスはいつ来るんだろう?って考えた時に、すぐには回ってこないじゃないですか。そういう時に『ストロー級の王座決定トーナメントをやるけど、体重が落ちるなら出てみないか?』という話をいただいて。チャンスを掴むためには体重を落としてトーナメントに出るのが一番だなと思って出場を決めました」

――初代王座決定トーナメントというチャンスあり気の階級転向だったんですね。ストロー級で試合をして、自分にアドバンテージがあると感じた部分はどこですか。

(C)GONGKAKUTOGI

(C)GONGKAKUTOGI

「まだ自分はストロー級で1試合しかやっていないし、阿部(博之)選手としか戦っていませんが、パワー負けすることはないだろうなって思いました。やっぱりフライ級でやってきた相手とは身体が一回り小さい印象でした。

ただその分、相手の動きの速さを感じる場面もあったので、そういった違いに慣れなきゃいけないなと思いました」

――今の練習環境を教えてもらえますか。

「吉田道場のみんなで集まって行う練習会があって、TRIBE TOKYO M.M.Aさんにも行かせてもらっています。あとは臼井(知史)トレーナーにミットを持ってもらったり、ボクシングジムにも行っています」

――対戦相手のカン・サトー選手の印象を聞かせてください。

「自分はフライ級時代に越智(晴雄)さんともやらせてもらっていて、僕的には越智さんが決勝まで上がってくると思っていたんです。だからサトー選手が上がってきたのは意外と言えば意外ですね。ただ試合映像を見ると動きも速いし、パンチにもキレがある。

フラッシュダウンだけど越智さんからダウンを奪っていますからね。月並みですけど立って良し、寝て良しの強い選手だと思います。ぶっちゃけ前に試合を見た時はそこまで強いと思わなかったんですよね。だから“強くなっている”んだと思います」

――小島選手は対戦相手の研究をして対策を練る方ですか。

「全然練らないですね(笑)。というか試合映像すら見ないです」

――そうだったのですね。それで不安になることはないですか。

「自分の場合は相手どうこうじゃなくて、いかに自分のスタイルを貫き通すことが大事だと思うんで。元谷戦の時も事前に試合映像は見てなくて、過去に会場で試合を見た記憶で『こんな感じなんだろうな?』って思いながら練習してました。もちろん見た方が良いし、研究した方が良いとは思うんですけどね(笑)」

――とはいえそのスタイルで2011年のDEEPフューチャーキングトーナメント優勝以降は15戦12勝2敗1分という好成績を収めています。

「もしかしたら自分は生で試合を見ていて記憶に残っているくらいの印象がちょうどいいかもしれないです。なので今回も自分のスタイルを貫き通すことをテーマに戦おうと思っています」

――小島選手はMMAPLANET初登場ということで、これまでの経歴についても聞かせてください。もともとは柔道出身ですよね。

「親父が柔道家で、兄貴も柔道をやっていたんですよ。その影響で自分も中学から柔道を始めて、高校では関東大会でベスト8になりました。それで大学(※日本体育大学)まで柔道を続けて、大学の柔道部の先輩に小森亮介さんがいたんです」

――2008年のDEEPフューチャーキングトーナメント・バンタム級の優勝者で、戦極にも参戦していた?

「はい。で、自分は小森先輩と仲が良くて『総合に興味あるなら吉田道場に来てみなよ』と誘われて、それが総合をやるきっかけになりました」

――当時は吉田秀彦さんを筆頭に金メダリストの柔道家がプロの舞台でも活躍していましたが、それにも刺激を受けていましたか。

「すげえなぁと思って見ていましたけど、自分とは縁がないところかなと思っていたんです。でも小森先輩が戦極に出て、さいたまスーパーアリーナで試合しているのを見たりして、先輩が出来るんだったら俺も出来るんじゃないかな?と思いましたね」

――卒業後の進路などは考えていなかったのですか。

「総合を始めたのが大学4年の時なんですけど、自分はずっと進路を迷っていて、他の部員よりも引退が遅かったんです。まだ就職したくないし、一から就活のために勉強するのも大変だし(笑)、そういうタイミングで誘われたんです」

<この項、続く>

■DEEP CAGE IMPACT 2016 in KORAKUEN対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
元谷友貴(日本)

<ストロー級GP決勝/5分3R>
小島壮太(日本)
カン・サトー(日本)

<ウェルター級GP一回戦/5分3R>
桜井隆多(日本)
奥野”轟天”泰舗(日本)

<ウェルター級GP一回戦/5分3R>
長谷川賢(日本)
佐藤洋一郎(日本)

<フライ級>
ランボー宏輔(日本)
安谷屋智弘(日本)

<フェザー級>
門脇英基(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級>
ムン・ジュンヒ(韓国)
ジャイアン貴裕(日本)

<フェザー級>
今成正和(日本)
新里佳彦(日本)

<バンタム級>
坂野周平(日本)
横川凌真(日本)

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