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【Bellator98】防衛成功、思わぬ苦戦もシュレメンコに底力有り

2013.09.08

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
Def.3-0:48-47,48-47,48-47
ブレット・クーパー(米国)

サウスポーのシュレメンコに右ミドルを放つクーパー。シュレメンコは左ローをキャッチして倒すも、スタンドに待ち構える。右ジャブから左ストレートを伸ばした王者、さらに左ボディを見せる。左から右を入れて前に出たシュレメンコは、さらに左右のコンビネーションからヒザをクーパーのガードの上から入れる。左ミドルを2発入れ、右フックを入れた王者が組みつくも、すぐに距離を取る。距離を詰めるクーパーが右アッパー、シュレメンコは左からヒザを突き上げ、距離ができるとスピニングバックフィストへ。

これはブロックしたクーパーだが、右から左を受ける。ダブルでドライブし、シングルからリフトを仕掛けたクーバー、潰したシュレメンコがスタンドへ戻る。左右のフックを出した王者に、クーパーの左がヒットし、腰が落ちる。続けてパンチを放つ挑戦者に対し、シュレメンコは組みついて難を逃れたが、ダメージはまだ残っているようだ。左のダブルから右を伸ばす王者に対し、クーパーは右アッパーを出しじっくりと攻める。逆に焦って前に出るチャンピオン、タイムアップとなり初回は判断が難しいラウンドとなった。

2R、左ハイから前に出るシュレメンコに対し、左ローから右ハイを見せたクーパー。シュレメンコは左を入れるも、クーパーも思い切りフックを打ち返す。回転系の蹴り、パンチには思い切り距離を取るクーパー。シュレメンコが間合いを嫌うシーンも。シュレメンコの前進に左を合わせるクーパー、シュレメンコは左ミドルを放つ。パンチを被弾するシーンが、通常より多いシュレメンコは、左ハイから前に出るとここでも左を受ける。ダブルレッグで一気にテイクダウンを決めたクーパーに対し、シュレメンコは手をついてヒザをうけないようにし、一気に向かいあう。

距離を取り直したクーパーは、右フックから右アッパーを放つ。パンチから組みつき、自ら距離を取った王者は左ミドル。しかし、左ストレートに右フック、アッパーを返される。シュレメンコはハイキックを空振りし、2Rも残り1分に。クーパーのダブルレッグを切ったシュレメンコは、スピニングバックフィストは空振りするが、右をヒットさせる。一気に前に出てハイキックから連打でラッシュを掛けたシュレメンコだったが、ここでも右を受けて腰が落ちる。頭を下げてパンチを受けるなど追い込まれた王者、クーパーはダブルレッグでテイクダウンを決め、ラウンドを締めた。

3R、左ストレートを打ちこんだ王者。左ローから左ストレート、組んで離れ際に左を入れる。シュレメンコはワンツーから、パンチを受けてもヒザをボディに入れる。クーパーは右フックから右アッパー、何でもないと両手を広げた王者だが、前に出ると左フックを受ける。クーパーの右アッパー、右フックがヒット。シュレメンコは組んでヒザを突き上げる。左フックを2発入れたシュレメンコが、スッと距離を取る。クーパーのアッパーに左を合わせたが、ローをキャッチされた王者が、ケージ際でヒザを受ける。

左フックを打ち込んだ王者。しかし、攻撃が単発で終ることが多い。その後も組まれてバックを譲るなど、ペースを握ることができないまま3Rも終わり、ここも微妙なラウンドとなった。4R、開始早々に右を打ち込んだシュレメンコ。その瞬間、ガツンという音が場内に響く。ダウンを喫し、パウンドを受けながら立ち上がったクーパーは、連打を受けても何とか立ち続ける。シュレメンコも打ち疲れを警戒してか、組みついて呼吸を整えるように。

左から右ストレートをシュレメンコが伸ばすと、右フックを返したクーパーは蹴り足をキャッチされ、ヒザをボディに受ける。距離を取った王者のスピニングバックフィストは空振りに。クーパーのダブルレッグダイブも決まらない。足を止めての打ち合いから、右アッパーを受けて足が止った王者。それでも前に出て左を打ち込む。クーパーも左を返すが、ここで王者が組みついてケージに押し込む。離れたシュレメンコは、左をヒット。組みついてきたクーパーに左を入れ、連打へ。クーパーはここでもテイクダウン狙いを阻まれる。両者が体重を預けたようなパンチを繰り出すが、振りが大きくなっており、空振りが増えてくる。

ラウンド終了間際に後ろ回し蹴りを入れたシュレメンコ、終了と同時に両手をヒザに置いて、疲れを露わにした。最終回、右ボディアッパーからシングルレッグに出たクーパー。これを切ったシュレメンコに、再びシングルを狙う。倒れない王者、左フックを打ち込み右へつなげる。ヒザから組みついたシュレメンコは、自ら距離を取り間合いを測る。蹴り足をキャッチして、右フック。スタミナが厳しく、連打がない王者は一発入れると、組んでケージに押し込む。

挑戦者クーパーも打撃の展開を続けられず、テイクダウン狙いが目立つ。と、左ミドルを入れた王者。クーパーは右を返すも、スピニングバックフィストでケージに追い込まれる。シュレメンコはここでボディロックからテイクダウンに成功。サイドから抑えるが、クーパーは向きを変え立ち上がる。と、ここを狙っていたようにパンチの連打から、ハイを狙った王者。これは空振りに終わったが、直ぐに組みついて腰をコントロールしテイクダウンに再び成功した。

スタンドに戻ると、5Rの激闘も残り1分に。距離を取り左ミドルから、シュレメンコがまたもダブルレッグへ。クーパーも披露困憊、簡単に倒されパウンドを受ける。最後に底力を発揮し、パウンドを続けた王者は試合終了と同時に、大きく両手を掲げた。結果、ジャッジ3者とも48-47をつけアレキサンダー・シュレメンコが、タフな試合を戦い抜いて防衛に成功、「アイ・ファイト・フォー・ユー」と英語で勝利者インタビューに答えた。

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