この星の格闘技を追いかける

【on this day in】12月07日──1999年

12 07 99【写真】泥臭いTKO勝ちだった、15年前のマモル(C)MMAPLANET

Super Brawl 15
@ハワイ州ホノルル、ブレイズデール・アリーナ
「12月7日にハワイで日本人が試合をする。それを写真に撮ることに対して、結果的に取り越し苦労だったが、余りポジティブにはなれなかった。真珠湾攻撃を日本軍が仕掛けた日に、マモルはキャリア4戦目で初めて海外のリングで戦うこととなった。プロモーターであるTJが、58年前の出来事を持ち出してマモルを大ヒールに仕立て上げるつもりがないことは、対戦相手がバレット・ヨシダという日系人だったことでも明らかだ。ただし、噛ませ犬役を期待されていた公算は高い。なんせ、グラップリングで世界的に名の通っているバレットが、初めてハワイでMMAを戦う相手を務めるのだから。マモルは初回に無謀にもアキレス腱固めを仕掛け、逆に背中を預け──今にも通じる弱点をこのときも見せている。マモルはこの絶体絶命のピンチを逃れ、引き込んでガードから試合を作り始めたバレットを3Rにパウンドアウト、金星といって良い勝利だった。この後、彼は修斗で2階級制覇、日本の超軽量級トップの座を長く守り続けるファイターとなる。技術面でもムエタイを本格的に導入し、首相撲やヒジ打ちで妙技を披露してきた。体力に劣る日本人だからこそ、世界を戦うために切れとタイミングで勝負するスタイルをマモルは確立した。一歩先を進んできた彼には、非常に酷な要求だが、もう一花咲かせるには切れとタイミングだけでなく、バレットのRNCを逃れた時のようなドロドロの勝負に挑む気概が必要なんじゃないだろうか──。なんて、あのムエタイムーブに誰よりも魅せられているという自覚があるけど、そう思ってしまう」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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