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【Titan FC31】タイタンFCライト級王座に挑む吉田善行 「マイク・リッチと戦うことで今の力が分かる」

Yoshiyuki Zenko Yoshida【写真】現在6連勝中、巧者マイク・リッチとのタイトル戦が控える吉田善行(C)MMAPLANET

31日(金・現地時間)、フロリダ州タンパのUSFサンドームで開催されるTitan FC 31「Ricci vs Yoshida」で、マイク・リッチの持つタイタンFCライト級王座に挑む吉田善行。

CAGE FORCEウェルター級王者になり、UFCで戦っていた彼は2勝3敗で2010年にリリースされた後も、海外を主眼に現役生活を続けてきた。そして、ここ1年TEAM OTOKOGIで練習するようになり、自ら確かな成長を感じ取れるようになったという。40歳、キャリアを切り開くラストチャンスに挑む、吉田にその心境を尋ねた。

──タイタンFCライト級王者マイク・リッチ戦が控えている吉田選手です。海外での試合はいつ以来になりますか。

「いつでしょうね……、一昨年のフィンランド以来、あの試合も10月だったのでちょうど2年ぶりになります」

──タイタンFCでの試合は、いわば単なる海外での試合ではなく、その先が見える試合になっているかと思われます。

「ハイ。久しぶりの北米ですし、凄く楽しみですね。ここ1年、TEAM OTOKOGIで練習してきて、本当に強くなっているという気持ちがあるので、そこがどれだけのものなのか。マイク・リッチもUFCをリリースされた選手ですが、強くて……巧いですしね」

──TUFフィナーレやマイルズ・ジュリーに負けた時は、何でもない選手という印象を持ってしまっていたのですが、改めてジュリー戦など見返してみると、手強い選手だと考えを改めざるを得ないファイターでした。

「ジュリーと戦ったときも、コレと言って強い部分はなかったじゃないですか。何でもできるけど、秀でた部分はない。でも、マイルズ・ジュリーが五味君にあんな勝ち方ができることを考えると……」

──スクランブルで上を取っているのも、吉田選手の戦い方を踏まえてうえで厄介なモノを持っている選手だと感じます。ジョージ・ソティロパロス戦など見てみると、UFC時代よりも強くなっている。

「だからこそ、僕の今の力がどれぐらいのものなのか、マイク・リッチと戦うことで分かる。それが凄く楽しみですね」

──海外でリッチ戦、そしてタイタンFCというのは吉田選手にとってある意味、その先に進むことに関してラストチャンスという見方もできる試合です。そのような大切の試合の前に、現地で一度戦う、あるいは日本でもう1試合ケージで戦って、OTOKOGIでやって来たことの手応えを測る試合が欲しいという気持ちはなかったですか。

「岩瀬(茂俊)君と3月に戦って、そのあとにもう1試合、夏には戦いたいとは思っていました。実際、DEEPとも話を続けさせてもらっていましたし。ただ、なかなか相手が見つからないということだったので……。タイタンFCとも、9月か8月に1試合できるという話で調整していたのですが、そこでも相手がいなくて……」

──8月には急遽、タイタンFCウェルター級王座決定戦に出場という話も舞い込んだと聞きました。

「そうなんですよ(笑)。ベン・サンダースと戦わないかって……(苦笑)。さすがにあの急なオファーでウェルター級っていうのは断らざるを得なかったです。そして9月も対戦相手がいないとマネージャーから話があって、今回の試合が実現するという形になりました。正直、タイタンFCで戦うにしてもタイトル戦の前に1試合、向こうで戦っておきたいという気持ちはありました。ただ、リッチ戦はタイトルマッチで勝てばチャンスが広がる、良いアピールになるのでやるしかないですよね」

──ここ最近の参戦という流れになるまで、タイタンFCに関してどのような印象を持っていましたか。

「現体制になる前にジョルジ・サンチアゴが出ていたなってぐらいで、新しい体制になってからチェックしていたわけでもなかったですし、ほとんど情報は持っていなかったです」

──なるほど。では、この1年間、OTOKOGIで練習してきて強くなっていると手応えを感じているとのことでしたが、それは特にどのような部分でのことでしょうか。

「迷いなく動けるようになったという部分ですね。植松(直哉)君にコーチに就いてもらって、寝技でも自分のスタイルというか……、そういうものが見えてきたと感じています」

──吉田選手には柔道で培ったフィジカルがあり、倒してパウンドで勝つというのが、CAGE FORCEでチャンピオンになった頃のイメージなのですが。

「ハハハハ。でも、UFCで戦うようになるとフィジカルで僕より下の選手なんていなくなりました。あくまでも日本のウェルター級としてフィジカルが強かっただけで、外国人のウェルター級ファイターは本当にデカかったです」

──アンソニー・ジョンソンのように、今やライトヘビー級の選手が、体重を守らずにやってきたこともありましたね(苦笑)。

「あの選手は特別、特に別ですけどね(笑)。ただ、あのフィジカルの差はライト級に落としたことでなくなったと思っています」

──植松コーチは『もともと強かったものが出てくるようになった。本人も気付いていない部分で、精度が上がっている』と言っていました。

「いやいやいや(苦笑)」

<この項、続く>

■ 対戦カード

<Titan FCライト級選手権試合/5分5R>
[王者] マイク・リッチ(カナダ)
[挑戦者] 吉田善行(日本)

<フェザー級/5分3R>
ミゲール・トーレス(米国)
デス・グリーン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
長谷川賢(日本)
マット・トンプソン(米国)

<ライト級/5分3R>
デイブ・コーシェイン(米国)
コディー・フィスター(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブロック・ジャーディン(米国)
スティーブ・モンゴメリー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
スコット・バレット(米国)
ウェス・コンブス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョー・バラハス(米国)
サーワン・カカイ(スウェーデン)

<ウェルター級/5分3R>
ヘイダー・ハッサン(米国)
フィリッピ・ポルテラ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ウィリアム・サイズモア(米国)
マット・ワギー(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブルーノ(米国)
カムリン・ナヴィル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・グレイブス(米国)
ハファエル・ソウザ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ホゼ・フィゲロア(米国)
テイラー・スティンソン(米国)

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