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【BFC45】アモゾー、柔道流テイクダウン◎も勝ち切れず

2011.05.22

<ミドル級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
Def.判定2-1:29-28, 29-28, 28-29
カール・アモゾー(フランス)

睨みをきかせるアモゾーと、笑みを浮かべたアルヴィー。いきなり左ハイを空振りしたアモゾー、若干気負いが見られるか。アモゾーのローに対し、サウスポーのアルヴィーは右を伸ばしていく。両者、前後の動きを繰り返す中、前に出たアルヴィーに対し、アモゾーがローを蹴り込むと、バランスを崩し尻もちをつく。

すぐにバックに回り込もうとしたアモゾーだったが、ここはアルヴィーがトップを奪い、サイドガードに。オーバーフックから手を引き抜き、鉄槌を落したアルヴィーだったが、レフェリーは動きが少ないとブレイクを命じる。スタンドになるとキックを中心に攻めるアモゾーに、アルヴィーが組みつくが、両ワキを差された状態で投げ捨て、マウントを奪取する。


アモゾーのエルボーで、アルヴィーの顔面が真っ赤に染まる。さらにエルボーを重ね、腕十字を果敢に仕掛けたアモゾーだったが、ここは腕を伸ばすに至らず、ポジションを失ってしまう。アモゾーの胸部が、返り血を浴びて真っ赤になるような流血のなかで、アルヴィーはパウンドを落しながら1Rを戦い終えた。

2R、蹴り技中心のアモゾーに対し、前に出ながらワンツーを見せるアルヴィー。アモゾーの顔面にアルヴィーが左をヒットさせる。アモゾーはローを出し、アルヴィーが下がったところでフライングニーを狙うが、これは距離が合わない。アルヴィーが組みつくと、ここでアモゾーのショーツがずれるアクシデントで試合が中断する。

苦笑いを浮かべ再開を待ったアルヴィーは、アモゾーのローに右フックを合わせる。たまらず組みついたアモゾーは、アルヴィーをケージに押し込みヒザを突き上げる。と、ここでもアモゾーが小内刈りでテイクダウン、そのままマウントへ。直後に肩ブリッジからマウント返しで、アルヴィーがトップを奪い返す。ガードを取るアモゾーに疲れが目立つ。頭を胸につけたままアルヴィーは、細かいパウンドを落とし、そのままラウンド終了を迎えた。

最終回、下がりながらアモゾーのローを待ち、カウンターを狙うアルヴィー。アモゾーは低い姿勢で飛び込むが、アルヴィーが首相撲からヒザを見舞っていく。アモゾーがアルヴィーをケージに押し込み、ニーを繰り出すと、これが急所を直撃し、レフェリーが試合を中断して注意を与える。

再開後、USAコールの後押しを受けたアルヴィーが、ハイキックを交えた対角線コンビネーションを見せる。さらにアモゾーのローに右を合わせると、試合はケージ際で打ち合いに。再び組みつき、小内刈りを狙うがバランスを崩せない。ならばと支え釣り込み足を仕掛けるが、アルヴィーに体重を掛けられ、トップを取られてしまう。残り30秒、頭を胸に付けてボディ、残り10秒で体を起こして動きのあるパウンドを落としたアルヴィー。

ここでベラトールFCシーズン5に行われるミドル級トーナメント出場権を賭けた戦いは終了。ジャッジの裁定はスプリット・デシジョンで、アルヴィーが判定勝ち。印象点を稼いだアルヴィーが、初回の劣勢を挽回して勝利した。

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