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【Interview】WSOFへ、岡見勇信 「自分のやるべき試合を」

Yushin Okami

【写真】UFCリリース後もサポートを受けるUNDER AURMORの直営店アンダーアーマーハウス天王洲の前で (C)MMAPLANET

1月21日(火)にWSOF JAPANの記者会見に出席し、3月29日にラスベガスでWSOF初戦を行うことが発表された岡見勇信。

7年に及ぶUFCでの活動に一区切りがつき、新たな舞台に挑むようになった岡見は、チェール・ソネンの誘いを受けTUFブラジル・シーズン3収録で実戦キャンプを張ることとなった。そんな岡見の離日前に行なったインタビューをお届けしたい。

――インタビュー場所の指定が、ここ天王洲アイルで練習後ということだったのですが、この辺りでどのようなトレーニングを行っているのですか。

「DAH――DOME ATHLETE HOUSEというフィジカルを鍛えるトレーニング施設がありまして、お世話になっているUNDER AURMORさんの母体ドームが経営している施設です。10月ぐらいから練習させてもらっているのですが、アスリート専用のこういう施設があることを知った時は驚きました。

友岡和彦さんというMLBのチームでストレングス&コンディショニング・コーチをされていた方が総指揮をとっていて、他のインストラクターの人たちと話し合い、メニューを作ってもらい指導を受けています。フィジカル、ストレングス、心肺、全て面倒見てもらっています」

――他競技のアスリートとも顔を合わせるわけですね。

「プロ野球選手やJリーガーや凄い人がたくさんいます(笑)。ダルビッシュさんを見かけたことがあります。ロンドン五輪のセンターバックだった鈴木大輔(柏レイソル)選手もトレーニングしています。上村愛子さんも、たまにお会いしますよ。契約されている選手たちは凄いですね」

――格闘技関係では、他の選手も練習しているのでしょうか。

「格闘家は、多分僕だけじゃないでしょうか……。あっ、こないだモデルボクサーの高野人母美さんを見かけました」

――モデルボクサー?

「知らないですか? モデルボクサー」

――う~ん、分からないです。

「野球選手とか、凄いパフォーマンスですよ。若い人が多いですしね。あまり分かっていないんですが、野球やサッカー選手、ゴルファーの方なんかはシーズン・オフにガッツリやっているようで、自分なんかとは調整方法も違う感じで、興味深いです」

――なるほど、世界の岡見勇信ならでは環境を持っているというころですね。ところで1月21日にWSOF JAPANの記者会見に出席しました。公の場のWSOFファイターと名乗って、改めて気持ちも昂ぶったのではないですか。

Okami & Sefo【写真】WSOF JAPANの会見でレイ・セフォーとツーショット(C)MMAPLANET

「改めてWSOFで戦うということを意識しました。UFCとかも考えずに、この舞台でしっかりと結果を残すこと、自分で納得できる試合をしたいということがあったので、記者会見でもWSOFファイターという発言をしました」

――前回の試合が9月の第1週で、次の試合が3月の最終週。半年振りのファイトとなりますが、UFCとの契約がなくなり、この間のインターバル期間は長すぎるのか、丁度良い時間だったのか。

「実は1月のフロリダ大会で試合をするという話も一時期はあったのですが、まとまらなかったことがありました。僕としては1月に戦いたい気持ちだったんですけど、3月に落ち着いたというところです」

――その辺りはUFCとは違うようですね。

「UFCに慣れていた部分はあるのですが、まぁ海外は難しいというのを思い出しました(笑)。3月に戦うことが決まりましたが、僕としては1月でも大丈夫な状態でした」

――WSOFではミドル級トーナメントを行っており、ジェシー・テイラーとデヴィッド・ブランチが勝ち残り、決勝が行われます。

「試合はチェックしています。手堅い戦法で、分かりやすい米国人っぽいファイターですね」

――両者揃って、いわゆる漬けるファイターですね。

「堅い試合をする選手たちですよね。まぁ、逆にそれができる強さがあるんでしょうね」

 Mutapcic【写真】今後、ジェシー・テイラーらがWSOFのデカゴンで岡見と絡むことになっていくのか(C)WSOF

――テイラーはTUFシーズン7で活躍も問題を起こして決勝で戦えなくなり、仕切り直しの試合でCB・ダラウェーに敗れリリース。ブランチはオクタゴンで2勝2敗。岡見選手は実績でいえば最もタイトルに近いと評価されても良いと思うのですが。

「まぁ、負けてられないっていう気持ちでいます。ここで止まっていても仕方がない。ただ、自分としては納得できる試合を続けることが大切で、相手のレベルはそこまで考えていなくて、自分のやるべきことがどれだけできるかを重視しています」

――その納得いく戦いですが、UFCで戦っている時も常に口にしてきた部分です。しかし、UFCでは結果を出すことと良い試合をする部分が上手く融合していなかった部分もあるように見えました。納得がいく試合に邁進するうえで、WSOFという舞台は良い機会のような気もします。

「新しい舞台で色々な経験を積んで、今、自分が考えているスタイルを構築していくにはベストだと思っています。色々なことが切り替わって」

――目指すところは、ヘクター・ロンバート戦の2Rまでの戦いとなるのでしょうか。

「あれは精いっぱいだったので(苦笑)。アタックの回数を増やすということですね。打撃でガンガン行きますというわけではなく、自分の長所を消す必要はないと思っています。組みにしろ、打撃にしろ、アタックを増やして相手がこちらの動きに反応せざるを得ない状況を多く作っていきたいです」

<この項、続く>

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