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【RFC27】TDやキャッチは1P、ニアKOは5P !! ROAD FCは今大会から加点採点法に

2015.12.26

Fukuda Riki ROAD FC Miidleweigh Champion【写真】新しい採点方法がとられるROAD FC。ガードの上からの打撃は加点対象にならないが、見極めは大変だ。選手達の反応はとりあえずはこれまで通り戦うという意見が多いが、今後は戦略家も出てくるかもしれない (C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、中国・上海の上海オリエンタル・スポーツセンターで開催されるROAD FC27 in China。同大会から採点方法が変わる。

2010年10月の活動開始以来、ラウンド毎の10点方でスコアされていたROAD FCだが、今回より加点法が採用されるようになった。

その加点は1Pと5Pの2種類。1Pは有効な打撃(パンチ、キック、ヒザ蹴り)、テイクダウン、マウント&バックマウント、寝技での支配、キャッチ、アグッレシブネスとなっている。そして5Pはダウン状態に持ち込んだ打撃&テイクダウンという2つのニアKOのみ。

また減点に関しては故意の反則と、偶発性の反則を繰り返した場合はイエローカードが提示され、5ポイントの減点となる。消極的なファイトをした場合、口頭で注意が与えられ3度目になるとブルーカードが提示されることとなり、この場合は2点の減点となる。

さらに寝技で膠着した場合は、時間に関係なくブレイクを命じられスタンドで再開。加えてガードを取った選手が膠着を誘発すると、ブレイクだけでなくブルーカードが提示されて減点2Pとなる。

試合が判定にもつれこむと、ラウンド毎にポイントを集計してラウンドの是非で判断するのではなく、試合を通しての獲得ポイント数で勝敗は決するが、3人のジャッジがスコアをつける意味はどこにあるのかという疑問は残る。また、ポイント数の差が3P以内の場合はドローとなるとのこと。

一見、MMA史上類を見ない加点方式の裁定だが、かつて韓国ではSPRIT MCがポイントの換算方式こそ違え加点法を用いており、当時は大きな混乱は見られなかったそうだ。ただし、SPRIT MCでは膠着による減点は用いられておらず、ジャッジの集計にはより神経を配る必要があるだろう。

キャッチが1P、ガードの膠着は即ブルーカードと、ともすれば寝技軽視&打撃重視の加点法、グラウンドでのパウンドの有効度に関しては、今回の発表は明記されていない。

■ RFC27第2部計量結果

<無差別級トーナメント/5分3R>
ロオヘンチャオ:116.5キロ
チェ・ホンマン:151.5キロ

<ライト級/5分3R>
ジャン・リーポン:69.9キロ
ホン・ヨンギ:70.45キロ

<無差別級トーナメント/5分3R>
アオルコロ:146.7キロ
キム・ジェフン:126.1キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ヂャオ・ツーロン:90.7キロ
ミノワマン:81.71キロ

<バンタム級/5分2R>
チャオ・ジカン:61.8キロ
チェ・ムソン:61.35キロ

<ライト級/5分3R>
バオ・インカン:70.15キロ
ムングントスズ・ナンディンエルデン:70.5キロ

■RFC27 第1部 計量結果

<無差別級トーナメント/5分3R>
マイティ・モー:129.6キロ
チェ・ムベ:114.3キロ

<無差別級トーナメント/5分3R>
リャン・リュンギ:95.5キロ
ミョン・ヒョンマン:118.0キロ

<フェザー級/5分2R>
ホー・ナンナン:65.45キロ
田中大作:65.71キロ

<女子ストロー級/5分2R>
イェン・シャオナン:52.2キロ
ナム・イェヒョン:52.4キロ

<フェザー級/5分2R>
イブゲレ:65.9キロ
チェ・ジョンチャン:65.9キロ

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