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【PFL2023#01】チョ・ソンビンの代役ブラガが、カーフを効かせてピネドをスプリットで破る

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ヘスス・ピネド(ペルー)

チョ・ソンビンに代わって1日前に出場が決まったブラガが、サウスポーのピネドに右から左のローを繰り出し、右を伸ばす。ブラガはインローを続け、ピネドがワンツーを放ち、左ハイを見せる。右ローから右ハイのブラガは、顔を覆う構えでカーフを続ける。左を当てたピネドがガードの上からワンツーを打っていく。

ブラガは右カーフ、左ロー。ピネドが右ボディフックを打ち込み、左ミドルハイへ。ブラガも右ミドルを蹴り返し、左フックをかわす。ケージ際から中を取ったピネドがショートフックのコンビも、前足を効かされ始めたか。アウトローで姿勢乱し、インサイドから右を蹴られる。近い距離のパンチの交換に転じ、ピネドがワンツーの左を決めた。

2R、左カーフを2発蹴ったブラガに対し、ピネドがパンチを纏めてヒザを突き上げる。アッパー、ボディ、ヒザとワンツーと猛攻を仕掛けるピネドだが、打ち疲れたか。ブラガは左ローを決め、ダブルレッグで尻もちをつかされても直ぐに立ち上がる。完全に左足を効かされているピネドは必死に近い距離でボクシング戦を挑むが、ブラガはカーフを続ける。ついに構えを変えたピネドは、自分の戦いができるのか。

スイッチを小刻みに繰り返すピネドは、ケージに詰まって左足もカーフで蹴られる。渾身のワンツー、その右を空振りしたブラガも、なぜかスイッチを見せる。そして右フックを受けて姿勢を乱して、ラウンドが終わった。

最終回、サウスポーに戻したピネドに対し、ブラガもサウスポーからオーソに戻す。序盤はパンチで攻勢という2Rの再現を目論むピネドが、ボディからガードの上を連打する。ブラガは前に出て右を当て、左フックでピネドを下がらせる。右ボディ、左フックを入れたブラガは、右フックからワンツーを打たれ、ジリジリと前に出るピネドのボクシングにここも右手前にスイッチして抵抗する。ピネドがオーソになり、サウスポーのブラガがミドルを入れる。ピネドも構えを変えて、リーチを生かしたパンチから左ミドル、右オーバーハンドは空振りしたが、右フックをヒットさせる。

2Rのピネドの仕掛け以外、組みのないキックボクシングが続く、ブラガが下がりながら左を当てるが、ボクシングではピネドが上だ。ピネドが右フック、左ストレートを入れ、ブラガもジャブを打つ。と、残り20秒でピネドがダブルレッグを決め、スクランブルでは後方から殴ってヒザを狙う。向き合ったブラガも右を返して時間に。

初回はブラガのカーフ、2Rは序盤のピネドのボクシング、最終回は互角のなかで最後のテイクダウンが如何に評価されるか。結果、スプリットに割れた勝負をブラガが制した。


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