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【UFN221】グラントの回転バック拳で倒され、逆三角で落とされたアスンソンも引退……(涙)

<バンタム級/5分3R>
デイヴィー・グラント(英国)
Def.3R4分43秒by インバーテッド・トライアングル
ハファエル・アスンソン(ブラジル)

ローの相打ちから、グラントが右カーフを蹴る。アスンソンも右ローを蹴り、右オーバーハンドへ。グラントの蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪ったアスンソンは、三角絞めを担いでバックへ回る。左足をフックしようとするアスンソンと、こらえるグラント。結果、立ち上がったグラントが胸を合わせてアスンソンが離れた。グラントはスイッチを見せ、オーソから右カーフを蹴る。

アスンソンも右カーフを返し、グラントが右を合わせようとする。スイッチから右を伸ばしたグラントが、オーソからロー&ワンツーフックを振るう。アスンソンもスイッチを繰り返し、右をヒットさせる。ミドルから左右のフック、スピニングバックキックを見せたグラントは右フックに組まれ、アスンソンがケージに押し込む。エルボーを打って離れたアスンソンは、右を打たれ時間に。

2R、関節蹴りを両者が見せグラントが右ローを蹴る。続いて右オーバーハンドを決めたグラントは、アスンソンのハイクロッチにギロチンで防ぎ、ケージに押し込まれた状態から離れる。アスンソンはスイッチ&ステップというなかで右を当てる。グラントもスピニングバックエルボー、バックエルボーを狙う仕草を見せるが、互いに牽制戦を続けている。フックで前に出るグラントは、距離を取られるとスピニングバックキックへ。

アスンソンはフックに組んでボディロック、小外からバックに回る。初回よりコントロール力を高めたアスンソンがサイドバックから殴り、胸を合わせようとするグラントのボディにヒザを入れ、前方に崩して左のパンチを打つ。足をフックさせつつ、背中を伸ばしに掛かったアスンソンが自分の形でラウンドを終えた。

最終回、フックと前蹴りで前に出るグラント。アスンソンは左に回り、組みながら右を放つ。距離があると左に回り、近づくと組んでいくアスンソンに対し、グラントは右ハイを放ち右ロングフックでダウンを奪う。必死に組みつき、テイクダウン狙いのアスンソンがアンクルピックで背中をつかせる。グラントはすぐに立ち上がることができなかったが、シングル狙いからスクランブルに持ち込み離れることに成功する。

打撃に上がるアスンソンは左右のボディショットを受け、ハイクロッチで押し込む。ここでケージを掴んでアンクルピックを耐えたグラントに、ペナルティで1Pを失う。仕切り直しはスタンドからで、パンチからの右ハイをガードしたアスンソンに対し、グラントが右スピニングバックフィストを決めダウンを奪う。

必死のシングルレッグからのリフトに対し、グラントはリバーストライアングルへ。アスンソンが落ち、グラント自身が驚愕の表情を浮かべた一本勝ちを決めた。

「接戦で2Rを落とした。当たって砕けろという気持ちで戦った。いつ、どこで、誰でも。来週でも戦う」と勝者は笑顔を見せた。そしてMMAグローブをキャンバスにおいたアスンソンは「この年まで戦えて神、家族、UFCに感謝している。19年のタフなキャリアだったけど、僕の時間は過ぎた」と引退を発表した。


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