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【UFC280】高速グラップリングで優位に立ったダリューシュが最終回にダウンを奪い、ガムロに判定勝ち

【写真】グラップリングで優位に立っていたダリューシュが、最終回に左のカウンターでダメ押しのダウンを奪って勝利(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
マテウス・ガムロ(ポーランド)

サウスポーのダリューシュに、ガムロが右ストレートからダブルレッグで組みついた。これをカットしたダリューシュに右アッパーを突き上げ、自分から離れるガムロ。ダリューシュが左ハイ、左ミドルを散らすもガムロが距離を保つ。距離を詰めてきたダリューシュに対し、カウンターでテイクダウンを狙ったガムロ、しかしダリューシュは足を抜いてガムロを潰し、バックに回る。ここで反対にガムロがバックに回った。ダリューシュは前転してガムロの足を取り、スイープを仕掛けるもガムロが再びバックへ。立ち上がるダリューシュをケージに押し込んだ。

パンチを打ち込みながら離れたガムロは、右耳から出血が見られる。ダリューシュに右ジャブを打ち込み、相手の左ローをすくい上げてテイクダウンを奪う。またも前転して足を取り、スイープを狙うダリューシュ。両足でガムロの右腕と右足を挟み、相手の動きを封じる。右足を抜いたガムロが、立ち上がるダリューシュのバックに回った。ここも右を打ちながら離れる。

距離を取ってから再びテイクダウンを狙ったガムロだが、ここはダリューシュがクルスフィクスでディフェンスする。尻もちはつかされたが、立ち上がったダリューシュに右を打ち込み離れたガムロ。ダリューシュが左ミドルを放ち、ガムロは終了間際にテイクダウンで飛び込んだが、これはダリューシュがかわした。

2R、クラウチングスタイルから右ジャブを突き、左ミドルハイを見せるダリューシュ。ガムロはシングルレッグからバックを狙うも、ダリューシュがスクランブルへ。ガムロは右ヒザを打ち込みながら離れた。ガードを固めるダリューシュの左ロー、左ストレートがヒット。ガムロのワンツーをダッキングでかわす。相手にケージを背負わせたダリューシュ、左のテンカオをキャッチされるも、すぐに離れた。ダリューシュが左ミドルと左ストレートで相手を下がらせる。ガムロはテイクダウンを仕掛けたが、ダリューシュがシングルで組まれた足を抜いた。左ストレートの連打を見せるダリューシュ。ガムロのテイクダウンのフェイントに対し、スプロールの姿勢に入ってしまい、続いてガムロがシングルレッグで組みついた。しかし、ここはしっかりとスプロールしたダリューシュがスタンドでペースを握り続ける。

ダリューシュの左ストレートをかわしたガムロがシングルレッグへ。これを潰すダリューシュ。ガムロは、しつこく食らいつくもダリューシュをテイクダウンすることができない。ダリューシュの左インローが当たると、ガムロの足が流れた。相手が中に入ってくると、ダリューシュは左ストレートで迎え撃つ。さらに左ミドルで距離を保つダリューシュに、ガムロがシングルレッグで組みついた。スプロールしながらパンチを打ち込むダリューシュの足を刈ったガムロは、ガードから足を抱えてきた相手の左足をストレートフットロックで捉え、ラウンド終了のホーンを聞いた。

最終回、ここもガムロが右ストレートからダブルレッグで組みつく。すぐさまダリューシュの右足を取るが、これをダリューシュが潰した。回転して立ち上がるガムロ。スタンドでダリューシュが左ローを当て、さらに左ストレートを伸ばす。ガムロはプレッシャーをかけるが、打撃は手数が少ない。ガムロの右ストレートに左ミドルを合わせるダリューシュ。ケージを背負いながら左ストレートを返す。左ストレート、左ロー、左ミドル、左ハイとダリューシュの左攻撃が当たっている。

ガムロがダリューシュにケージを背負わせて、シングルレッグへ。食らいついてくるガムロに対し、ダリューシュは足を抜いてケージ中央に戻った。しかし再びケージを背負わされたダリューシュは、手が止まった。と思った瞬間、距離を詰めるガムロの顔面に、カウンターで左ストレートを叩き込みダウンを奪った。すぐにスクランブルに持ち込むガムロ。ダリューシュはこれをスプロールする。スタンドに戻り、ダリューシュが下がりながら左ストレートを狙う。ガムロは右跳びヒザから組みつき、回転するダリューシュを抑え込むが、スクランブルに持ち込まれスタンドに戻って試合が終了した。

裁定はユナニマスでダリューシュへ。目まぐるしく回転したグラップリングファイトを、ダリューシュがパンチで制した。


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