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お蔵入り厳禁【Gladiator015】新フェザー級王者・原口央「どこでも戦えるぞという気持ちはあります」

【写真】そろそろ次戦が決まったという話もチラホラ聞こえてい来るグラジエイター・フェザー級チャンピオン原口央(C)MMAPLANET

9月26日(日)も大阪府豊中市の176boxで開催されたGladiator015で、原口央がMIKEを2R0分11秒でパウンドアウトし、フェザー級のベルトを巻いた

今年2月に自らのローがMIKEの下腹部に当たり、NCとなった一戦を経て完全勝利で原口がチャンピオンに。これまでグラジのベルト保持者は最東端で愛知の竹本啓哉だったが、首都圏にグラジのチャンピオンが誕生した。

9月には実弟の伸がフリースタイルレスリング全日本王者の実績を引っ提げ、GrachanでMMAデビューを飾っている。何かと比較されるであろう弟の存在を「特に気にしない」という新チャンピオン。

お蔵入り厳禁、タイトル奪取直後に訊いた原口央の声をお届けしたい。


──タイトル奪取おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

「率直に嬉しいです」

──首都圏に基盤のある選手が、Gladiatorのベルトを巻く。関西、沖縄から愛知までの箱根はおろか、天竜川を越えたチャンピオン誕生は初めてのことです。

「僕自身、2月に初参戦させていただいた時にタイトルマッチが組まれて、それまでは出場していたDEEPなどでキャリアを積んでいきたいと思っていたのですが、そういうチャンスを得られたことで本気でグラジエイターのベルトを獲るつもりでやってきました。2月にああいう結果に終わってしまって、そのこともあって本気度が上がりました」

──今後に関しては、どのようにキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「チャンピオンになったからにはベルトを防衛戦するのは当然ですが、色々な団体で強い選手と戦っていきたいというのはあります。自分はまだMMAを始めて3年程度で、初心者レベルです。まだまだ学ぶことだらけですし、しっかりと練習をしてどんどん強い人と戦っていきたいです。今後、勝って……勝っていくと、強い人と試合をすることは当然になってきますし、組まれた試合は全部勝つつもりで戦います」

──グラジ以外でプロモーションは?

「どこか……そういう拘りはないですが、使ってくれるところでしたら、どこでも戦えるぞという気持ちはあります」

──実弟の伸選手のインタビューをMMAPLANETで掲載させていただいた際、ツイッターに竿本樹生選手が『あっという間にアニキを追い抜いた』というようなことを潰されていましたが……。

「それは……僕は何も感じないです(笑)」

原口伸 ふざけて書いているだけなので(苦笑)。

──実際に弟さんがレスリングの実績を引っ提げて、デビュー戦から注目を浴びている状況は兄として、また同じMMAファイターとして発奮材料になりますか。

「コイツがレスリングが強いのは知っていますし、僕は僕で頑張って。弟のことは、特に気にすることはないです。ライバル心を持っているわけでもなく……」

原口伸 本当にそういうのはないんですよ。

「今日のタイトルマッチにしても、伸がメチャクチャ協力してくれましたし。今、BRAVEには内弟子が13人ほどいるのですが、やっぱり兄弟だと気を遣うこともないし、互いを助け合って強くなっていればと思っています」

──MMAPLANETの読者の皆さんも、この勝利で原口央選手により注目するようになると思います。自身がどのようなファイターが、アピールをしていただけますか。

原口伸 人間臭さだよ(笑)。

「人間臭さ? 」

原口伸 ナヨナヨしていて。

──そういう意味ですか、人間臭さって(笑)。

「いや、でも本当に性格的にはナヨナヨしているんです。けっこう人見知りですし……」

原口伸 格闘家っぽくはないよね。

「格闘家っぽくないですし、空気を読まないところもあります。試合も空気を読まないので(笑)、そういうところを見てくれればと思います。これからも空気を読まない試合をします」

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