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【ONE108】ジャカルタで松嶋こよみ&平田樹が、難敵=キム・ジェウン&ニューイェンと対戦

ONE108【写真】厳しい試合だけに、ゲインは大きな試合に挑む松嶋と平田 (C)ONE

8日(水・現地時間)、10日(金・同)にタイはバンコクのインパクトアリーナ大会=ONE106「A New Tomorrow」を開催するONE Championshipより、 2月7日(金・同)にインドネシアはジャカルタのイストラ・セナヤンで開かれるONE108「Warrior’s Code」に日本から松嶋こよみ、平田樹の両選手が出場することが発表された。

今月は31日(金)にマニラ大会も控えているONE──ジャカルタ大会のメインは、Super Seriesムエタイ世界フェザー級王座決定戦=ペットモラコット・ペッティンディー・アカデミー✖ジャマル・ユスポフが組まれている。そんな立ち技メインの大会で、松嶋と平田が2020年の一歩を、非常にタフな相手に踏み出すことが決まった。


昨年8月のフェザー級王座挑戦失敗から、5カ月を経て松嶋は再起戦で韓国のキム・ジェウンと相対する。キム・ジェウンは11月のマニラ大会でハファエル・ヌネスを破り、ONE初陣を飾った元TOP FCフェザー級王者だ。

Kim Jae Woongヌネスとの試合で、キム・ジェウンはテイクダウン・ディフェンスとスクランブルで強さを見せたうえで、圧倒的な破壊力を持つ打撃を見せつけていた。

松嶋が昨年6月に対戦したクォン・ウォンイルとはイム・ジェソク率いるエクストリーム・コンバットの同門で、チームは既に松嶋対策は十分に講じられているはずだ。

ストライカーと思って松嶋に挑んだクォン・ウォンイルはテイクダウンで倒され続けたが、ヒザ蹴りであわやというシーンを見せ、ローで印象点を稼ぐという巧さも見せていた。そのクォン・ウォンイルとは明らかに実力的に見ても上で、『生活苦で離れて暮らす母を自分のところに呼び戻したい』という強いモチベーションを持つキム・ジェウンは、弱気を一瞬ですら見せることはできない、厳しい再起戦の相手といえるだろう。

Bi NguyenONE3戦目、つまりプロ3戦目の平田の対戦相手ビー・ニューイェンは、ベトナム系米国人選手で戦績は5勝5敗。

ただしONEにおいても、スタンプ・フェアテックスとの対戦経験やムエタイ戦でも戦っており、米国ではRIZINに来日しているKOTC勢と凌ぎを削ってきた。当然、平田よりニューイェンは経験値が高い。

まだまだ成長過程、柔道ベースで自身のMMAスタイルの構築期間中にある平田だけに、ニューイェンの打撃にどのように反応できるのか。また組みでも一定の強さを誇るニューイェンを相手に、グラップリングが通じるのかも見ものだ。

MMAファイターとして打撃も組みも固まっておらず、素材で戦っている感のある平田にとって、ニューイェンとの試合は決して生ぬるいモノにはならない──育成レベルが一段上がったマッチアップといえる。

■ONE106対戦カード

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者]ジョナサン・ハガディ(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
プジャ・トマール(インド)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
センマニー・サティアンムエタイ(タイ)
山田健太(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
タン・リー(米国)
高橋遼伍(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
モハメド・ビン・マムード(マレーシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ムエンタイP.K.センチャイムエタイジム(タイ)
ブライス・デルヴァル(アルジェリア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)
ジョーイ・ピエロッティ(米国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ヴィクトー・ピント(フランス)
アダム・ノイ(アルジェリア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マー・ジャワン(中国)
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ハン・ズーハオ(中国)
メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
三浦彩佳(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ヨハン・ムリア・レゴウォ(インドネシア)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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