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【UFN165】シリル・ガンヌ、ボーザーに完勝も及第点ファイトに

<ヘビー級/5分3R>
シリル・ガンヌ(フランス)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
タナー・ボーザー(カナダ)

間合いを測る両者。ボーア―が右ローを蹴る。様子見のガンヌはサウスポーの構えから右フック、ボーザーのワンツーをかわしてオーソに戻す。構えを変えて左ローを蹴ったガンヌは、キャッチされそうにあり足を抜いて右ストレートを伸ばす。ボーザーもローを返し、思い切り左を振るう。前に出ながらスイッチを繰り返すガンヌの右フックは空振りに。場ボーザーが右フックを当て、間合いを取り直す。

前に出て右フックをヒットさせたガンヌが右前蹴り、そして右アッパーを放つ。ガンヌの圧力に下がる場面が増えてきたボーザーは首相撲からヒザを貰って離れると、最後の組み合いでガンヌのバランスを崩して見せた。

2R、ワンツーを振るうボーザー、スピニングバックフィストでバランスを崩しかけたガンヌが、持ち直してジャブから左フックを当てる。ガンヌの左ストレートに右ローを合わせたボーザーは圧力負けせず左フックを振るう。直後に右を被弾し足が泳いだボーザーは右に右を合わせる。さらに伸びるミドルを蹴りこんだガンヌだが、やや口が開き気味になり左フックを被弾する場面も。

ガンヌは頭を振って前に出てきたボーザーに左フック&右アッパー、右ジャブをヒットさせる。さらに圧力を高めたが、仕留めるには至らなかった。

最終回、右ジャブ、そして右バックハンドを繰り出したガンヌが、オーソに構えてローを蹴られる。ヒザを受けそうになっても前に出るボーザーは左ローをキャッチしたがテイクダウンはできない。ジャブを当て、近距離では首相撲&ヒザ、左フックと攻勢だが、今一つ迫力に欠けるガンヌは右ストレートと右アッパーを打ち込む。さらにヒザ蹴りやアッパーと一方的に攻勢だったガンヌは、ボーザーのフックをブロックして首相撲&ヒザ蹴りを決めてタイムアップに。

期待値が高いだけに、仕留めるという部分での打撃に迫力を欠いたガンヌだが、判定勝ちを文句なしに収めた。


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