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【Pancrase295】北岡悟の相手はフィニッシャー=サパ──実像が掴みづらい相手も警戒心はMAXに

Satoru Kitaoka【写真】強さへの探求心は衰えることを知らない北岡の対戦相手が決まった (C)MMAPLANET

2月28日(水)、パンクラスより4月15日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase295で、北岡悟と戦う相手がタラス・サパに決まったことが発表された。


2016年10月2日のレオナルド・マフラ以来、1年半振りにパンクラス──そしてデカゴンで戦う北岡の相手は13勝3敗のウクライナ人で、ウクライナ・フリーファイト・エリート王者の肩書を持つ選手となった。

サパはそのウクライナ及び、ポルトガル、最近では中国のWLF(武林風)でキャリアを重ね、ACBのポーランド大会に出場した時はアミルカン・アダエフに左ミドルからのパウンドでKO負けを喫している。13勝のうち判定勝利は2試合で、7試合が一本勝ち、そして4試合がKO/TKO勝ちというフィニッシャーだ。

試合映像を見る限り、慎重に戦う時とアグレッシブに前に出ていく試合で極端にスタイルに違いがある。慎重な時はオーソからジャブを出し、相手の前進をステップバックでかわすという展開を続けるが、前に出る試合では自らミドルを蹴り、ロングレンジからもパンチを見せて組み付くと首相撲&ヒザ蹴りでラッシュを掛けている。

テイクダウン防御に関しては、相手の胴を抱えて力でスプロールしており、北岡with ケージという状況では試合は組み立てやすいか。また、テイクダウンと同様に足関節の機会を与えるような隙も見せている。その一方でギロチン、ガードからの一瞬で腕十字を極めるなどサブミッションには自信を持っていそうだ。同様にパウンドの強さは、相当なモノがありそうなサパ。と同時に、パウンドを打つ時にも北岡はチャンスを掴めそうな位置取りではある。

とにかく試合映像で計り知れない圧力をサパがどれだけ持っているのか。何よりも体の強さは最大限の警戒レベルが必要に感じられる肩回り、胸板の厚さをしているサパだ。

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