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【HEAT39】ライト級T──対戦相手がトム・サントスに。岸本泰昭<02>「正反対の相手が来たな(笑)」

Yasuaki Kishimoto【写真】試合直前の対戦相手変更にも動じない岸本。この辺りはキャリア30戦目の経験の賜物か (C)MMAPLANET

19日(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT39。MMAルールのライト級王座決定トーナメント準決勝に出場する岸本泰昭インタビュー後編。

取材時には長岡弘樹戦へ向けて追い込みに入っていた岸本だったが、その長岡が負傷欠場。HEATキックルール・ミドル級王者ダニロ・ザノリニの弟分として、来日経験のある打撃系MMAファイターのトム・サントスと対戦することになった。

長岡戦、そしてトーナメントを通しての意気込みと今後を語った岸本。トム・サントス戦に向けてのコメントを追記する形で彼のインタビューをお届けしたい。

<岸本泰昭インタビューPart.01はコチラから>


――対戦相手の長岡選手にはどのような印象を持っていますか。

「過去の試合を見ても自分を貫いて戦える選手ですよね。勝つためにがむしゃらに戦って、正直お客さんが見ていて面白くないと思うような試合になっても、自分が勝つために必要なことを遂行できる。そういう選手だと思います。

僕もそういう試合をすることもありますが、僕以上にそれをやれる選手だな、と。どんな試合展開でも判定のコールの時にレフェリーに手を上げられるとむっちゃ嬉しそうににしていて…メンタル強いなぁと思います」

――裏を返せばそれだけなりふり構わず勝ちにいける選手で、それだけ自分を貫けるからこそ息の長い選手とも言えますよね。

「僕がコブラ会に入会してすぐの頃に三島(ド根性ノ助)さんの試合を見に行ったことがあって、その大会で長岡選手が池本(誠知)さんと試合をしていたんですよ。僕からしたら格闘技の大先輩だし、大ベテランですよね。

だから最初はかなり年上の選手かなと思ったんですけど、年齢だけで言えば僕と4歳しか変わらないので、世代的には一緒なんですよね。本当に若い頃からプロでキャリアを積んでいて、ずっといい状態をキープしてコンスタントに試合をしている選手なんだと思います」

――DEEPから戦いの場が変わって、試合にかける想いや一試合一試合の重さは変わりましたか。

「僕はずっと一試合一試合これが全てという気持ちでやっています。戦う場所は変わっても勝負は勝負なので、どこで戦っても目の前の試合がすべてです。目の前の試合にかける想いが変わることはないです」

――トーナメントの逆ブロック=石川英司×オク・レユンはどう予想していますか。

「韓国人選手の情報がないので何とも言えないですが、僕は石川選手が上がってくるだろうなと思っています。そうなると長岡選手と石川選手は構えも一緒で戦い方も似ているので、自分的には継続して練習が出来るのかな、と。トップキープで漬けられないように気をつけます」

――HEATはライト級王座決定トーナメントで、Gladiatorではライト級次期挑戦者決定戦に勝利しているので、2団体でタイトルを獲るチャンスがあります。ここで2本ベルトを巻けば選手としての評価も変わると思いますし、ファイターとして大きな勲章です。

「まずはHEATのトーナメントを優勝してベルトを獲る。そしてグラジエイターでもベルトを狙える位置にいるので、年内にHEATとグラジエイターのベルトを獲ることが目標です。インディーと呼ばれるタイトルかもしれませんが、ベルトを2本巻けば自分の価値も上がるし、その時にまた新しい選択肢も見えてくると思います」

――しかも今回の試合をクリアして、HEATの王座決定トーナメント決勝→グラジエイターでのタイトルマッチと続いた場合、2冠王になっている時にはレコード的にも5連勝です。下石選手の敗戦を払拭することができますね。

「だからこそHEATとグラジエイターでベルトを獲らないと何も始まらないと思うので、しっかり2つのベルトは手に入れます」

日本ではホーストカップに出場経験のあるトム・サントス。Fight Dragonの70キロ級王者でMMA戦績は8戦ほどいうこと(C)HEAT

日本ではホーストカップに出場経験のあるトム・サントス。Fight Dragonの70キロ級王者でMMA戦績は8戦ほどいうこと(C)HEAT

上記のように長岡との対戦やトーナメント全体を俯瞰していた岸本だが、取材後に長岡の負傷欠場が彼に伝わり、最終的に試合から1週間ほど前にブラジルのトム・サントスと戦うことが決まった。

急な対戦相手変更に関して、岸本は以下のように語っている。

岸本泰昭
「サントス選手は日本ではキックの試合をしていて、ブラジルではMMAの試合経験もある選手です。日本人・リーチが短い・サウスポー・組みが強い長岡選手から、ブラジル人・リーチが長い・オーソドックス・打撃が強いサントス選手に代わって──地球の裏側から全く正反対の相手が来たなって感じです(苦笑)。

でもサントス選手も急なオファーを受けてくれたわけですし、腹を括って戦えばオーソドックスもサウスポーも関係ないと思います。

グラジエイターで対戦したキ・ウォンビン選手がサントス選手と似たタイプだったので、どう戦えば良いかイメージはしやすいです。最後のMMAスパーと強めの打撃スパーの前に相手がサントス選手になるかもしれないという話を聞いていたので、そこで感触を確かめることは出来ました。あとは試合に向けてしっかり体調を整えて戦うだけです」

■HEAT39対戦カード

<ISKA世界ライト級王座決定戦/3分5R>
皇治(日本)
モハメド・ブールフ(ベルギー)

<HEAT総合ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] エンリケ・スギモト(ブラジル)
[挑戦者] 辰巳豪人(日本)

<HEAT総合ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
アラン・ボドウ(フランス)
増田裕介(日本)

<HEAT総合ライト級T1回戦/5分3R>
岸本泰昭(日本)
トム・サントス(ブラジル)

<HEAT総合ライト級T1回戦/5分3R>
石川英司(日本)
オク・レユン(韓国)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R+ExR>
プリンス・アリ(イラン)
笹田勝俊(日本)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R+ExR>
トゥファン・ピラーニ(スウェーデン)
山下力也(日本)

<キック・72キロ契約/3分3R+ExR>
田中STRIKE雄基(日本)
Tomo(日本)

<キック・ライト級/3分3R+ExR>
般若HASHIMOTO(日本)
ダイスケ(日本)

<キック・女子57キロ契約/3分3R+ExR>
鈴木万李弥(日本)
キム・ヒジョン(韓国)

<総合・ストロー級/4分2R>
猪原聖太(日本)
岡部克己(日本)

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