【RFC33】ミランダから三角絞めで一本勝ち、佐々木信治がライト級王座挑戦へ
<72.5キロ契約/5分3R>
佐々木信治(日本)
Def.2R4分50秒by 三角絞め
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
強烈な右ローを放つミランダ、佐々木はテイクダウンを切られスタンドへ。直後に左フックを当てながらテイクダウンを取った佐々木がマウントへ。金網を蹴って立ち上がろうとしたミランダだが、佐々木がバックを取りに行く。引き込んだミランダを抑え腕を狙った佐々木。ミランダのスクランブル狙いにもしっかりとワキを差して抑えていく。
背中を預けて立ち上がろうとしたミランダからバックマウント、RNCを狙った佐々木は、これを塞がれてもヒールにパンチを入れていく。亀になったミランダの背中に乗った佐々木は、前方に落とされる。直後に佐々木は立ち上がるが、ミランダがギロチンに捉えられる。そのまま上を取ったミランダは、佐々木が頭を抜く。ミランダはマウントをキープし、ダメージの回復を図っている。
佐々木はケージを蹴って、腰をコントロールして上を取り返してハーフでトップを奪取する。残り20秒、佐々木が枕から足を抜いたところで初回が終わった。
2R、左右のロー、そして強烈な右ローを入れたミランダがフックを打ち込む。佐々木のダブルにギロチンのミランダからトップを取り切った佐々木が、ハーフで肩固めをセットアップしていく。これを諦めた佐々木が、右腕を差して左でパンチを落とす。背中をつけて、動きが止まったミランダに佐々木はパンチを続ける。
ボディにヒザを入れた佐々木はパスに成功し、背中を見せたところでバックに回りワンフックからパンチ、さらにワンワームチョークでミランダを削っていく。両足をフックに移行して背中を伸ばした佐々木は、ミランダが上を向きマウントから腕十字へ。ケージがあり、窮屈な態勢のなかで腕を抜かれた佐々木は得意の三角絞めへ。
頭を引き寄せられたミランダがタップし、佐々木が見事な一本勝ち。これでクォン・アソルの持つRoad FCライト級王者クォン・アソルへの挑戦権を手にした佐々木――に対し、クォン・アソルはなんと中指を立てる。
「凄く強かったですね、ちょっとびっくりしました。寝技だと僕の方が有利だと思っていたのですが、グラウンドも対応してきて。凄く強かったです。これで僕が先に進んだと思うので、ライト級で戦っていないチャンピオンがいるので僕と戦ってライト級を盛り上げていきましょう。そしてロードFCを盛り上げましょう。さっき手を振ったら、中指を立てられたので。アソル選手が70キロでやるなら挑ませてほしい。70キロで戦わないなら、ベルトを下さい。ロードFCファンのみなさんが、外国人である僕に声援を下さり、アウェイなんですけど、ホームの気持ちで試合ができます。本当に皆さん、ありがとうございます」と佐々木は語った。
そんな佐々木にクォン・アソルはまた中指を立て、ファンは声援を送った。