この星の格闘技を追いかける

【on this day in】8月22日──2013年

22 08 13【写真】当時、バレット・ヨシダが指導していたアンディスピユーティッド・ジムの前で。いやホントに米国だったら高校生に間違えられてもおかしくない(C)MMAPLANET

Hiedo Tokoro in San Diego
@カリフォルニア州サンディエゴ
「所英男とアライアンスMMAで会う、一緒にバレット・ヨシダの柔術クラスに訪れる。そんなことになるとは思いもしなかった。僕にとって彼は青木真也とも北岡悟とも違った意味でジャパニーズMMAの権化。2人と違うのはTV格闘技ブーム時代の寵児だった点にある。だから、ホント、小さな世界で好きなように生きてきた自分とは違う大人の世界を知っているはず。それでいて、とんでもなく冒頓としたキャラを持っているのが彼の面白さなのだろう。サンディエゴで会った2年前、彼はキョーレツなインパクトを僕に残した。チュラビスタの感じの良い古いホテルに泊まっていた彼は、あまり英語はできない。色々不便はしていないかと思い、『洗濯とかどうしているの?』と尋ねた。続く彼の返答を僕は一生忘れることはない。『いやぁ、ホテルのおじさんが凄く良い人で……』――、『お金を払うと洗ってくれるんです』。「!!」、同席していたKさんと目を合わせると案の定、お口あんぐり状態で目を見開いてしまっていた。『当たり前やろ』、『それで感謝しとるんか』と愕然とするしかなかった。それから僕とKさんはことあるごとに、『あのお寿司屋さんは凄く親切で。お金を払うと寿司を食べさせてくれる』とか、『ユナイテッド航空は凄く親切です。お金を払うと飛行機に乗せてくれて目的地に連れて行ってくれる』とか、所英男の金言を思い出し爆笑していた。いや、マジでもう計算外。そんな彼からこの時『UFCで戦いたい』という言葉を聞き、それがならなった試合をつぶさに見て――その後も何となく眺めさせてもらって思ったことがある。所君って、自分を利用しようとしてくる人も良い人に見えるんじゃないかって……」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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